保険営業マンのための習慣力 前編

保険営業マンの皆さん、こんにちは、書評ブロガー、社外取締役としてビジネスをしている徳本昌大です。私は元アルコール依存症でしたが、習慣の力で断酒に成功しました。

その後、習慣力を活用することで、私はサラリーマンをやめ、様々なことにチャレンジし、人生を楽しめるようになりました。今日は習慣を変えるために何をすれば良いかを説明したいと思います。

皆さんも行動を変えるだけでは、結果がなかなか出ないことを経験していると思います。 多くの人は新しい取り組みをスタートしますが、それをなかなか続けることができません。意志力に頼るだけでは、習慣は身に付きません。

習慣のプロフェッショナルのジェームズ・クリアーは良い習慣を定着させるために、以下の4つの質問を自分に投げかけるとよいと述べています。

■どうしたらはっきりする?
■どうしたら魅力的になる?
■どうしたら易しくなる?
■どうしたら満足できるものになる?

 

私たちが、ダイエットや老後の貯蓄ができないのは、「行動変化の4つの法則」のどこかに問題があるとジェームズ・クリアーは指摘します。

 

原則1 はっきりさせる(いつ、どこで、何を明確にする)
原則2 魅力的にする
原則3 易しくする
原則4 満足できるものにする。

この基本的な法則を理解し、それを自分に合わせて修正する方法を知ることで、習慣が定着します。

私はこのブログを習慣化させるために、いつやるかをはっきりさせています。朝時間の日記を書いた後に、必ずブログを書くようにしています。ブログを書くために、リビングルームでパソコンを開くことが、私の朝のルーティンになっているのです。

ブログを書く際には、美味しいカフェラテを準備します。毎朝、淹れたてのカフェラテとブログをセットにすることで、書く作業を魅力的なものに変えることができました。

ブログを書き始めたころは、文章が書くことがとても苦手でした。あるブロガーからのアドバイスで、ツイッターの140文字を目標に書き始め、それを組み合わせて、一つの記事を書くようにしました。一度文章を書き始めると、次につなげようという気持ちが働きます。書くハードルを下げることで、私は苦手だったブログを習慣化できたのです。

ブログを毎日ソーシャルメディアに投稿すると「いいね!」やフィードバックをもらえます。周りの人から、読んでいるよ!役に立ったと言われることで、私の書くモチベーションが高まりました。著者は本書で「習慣トラッカー」という手法を紹介しています。確かにカレンダーに×印をつけると、連続させたいという気持ちが働き、やる気になれます。

私は断酒した時に毎日カレンダーに×印をつけ、自分を励ましました。この結果、半年後には辛かった断酒を成功させることができました。

営業も日々の積み重ねだと思います。うまくいく日もあれば、うまくいかない日もあります。ただ、アポをとらなければ、結果を残すことはできません。大量行動を続けるためには、アポイントを楽しくし、失敗を気にしないことです。

結果を出す営業マンは人に会うことを楽しんでいますから、彼らの姿勢を真似しましょう。人に会い、自分の価値で貢献し、相手を喜ばせるようにすると、クライアントに会うのが怖くなくなります。

アポを取ることが成功につながるのですから、毎日、アポを取る時間を決め、行動を起こすのです。例えば、アポイントを1日5本とると決め、ゲーム感覚でカレンダーに印をつけるとつらいアポ取りを楽しめるようになります。カレンダーに○×をつけるうちに、人は○を増やそうとします。ゲームを続けるうちに人に会えるようになり、大量行動によって、結果を残せるようになります。保険を売ることだけでなく、自分の価値で人を喜ばせるうちに、紹介の連鎖が始まります。

うまくいった商談、うまくいかなかった商談を記録し、自分の手法を改善し、営業手法をアップデートすることで、ビジネスはうまくいくようになるのです。

 

「保険営業マンのための習慣力 後編」に続く

 

【参考図書】
ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣
パンローリング株式会社

 

徳本昌大

この記事を書いた人

複数の広告会社でコミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、取締役や顧問として活躍中。インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO/Iot、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役/みらいチャレンジ ファウンダー他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数。  サードプレイス・ラボのアドバイザーとして勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。 https://tokumoto.jp/