アフターコロナ“大失業”時代を生き残るための生存戦略
~保険営業・FP編~

4月に入り、これまで以上にコロナコロナと連日報道されています。ニュースをつけるだけで気が滅入りそう…。情報の断捨離が必要ですね。すでに「コロナ倒産」「コロナ失業」が実際に起こり始めています。来たるアフターコロナ大失業時代に、私たちはなにをすれば生き残れるのでしょうか。

 

押し寄せるアフターコロナ大失業時代

4月10日12:00現在、全国で「新型コロナ」関連の経営破たんが51件に達した。(倒産が26件、準備中は25件)

「新型コロナ」関連の経営破たん第1号は、2月21日までに事業を停止し、破産準備に入った(株)冨士見荘(TSR企業コード:510067255、法人番号:9180301011281、蒲郡市、3月30日破産開始決定)だった。それから2か月足らずで50件に達した。月別では2月2件、3月23件、4月は10日までに26件が発生し(判明日ベース)、4月に入り急増ぶりが目立つ。

都道府県別では、最多が北海道の7件(倒産5件、準備2件)。次いで、東京都6件、兵庫県4件、大阪府・福岡県が各3件など、28都道府県に拡大している。

業種別では、宿泊業12件(倒産7件、準備中5件)、飲食業7件(同3件、同4件)と2業種に集中している。だが、外出自粛の要請が浸透するにつれて、来店客が減少した小売業、食品製造業、アパレル販売など、インバウンド需要と消費者対象の小・零細企業に広がっている。

引用元:「新型コロナウイルス」関連倒産状況【4月10日12:00 現在】|株式会社 東京商工リサーチ

 

長引くコロナショックの影響によって、経営破たんする企業が増えてきています。

実際は、“しっかりと”倒産・廃業するのではなく休眠会社化する企業も多いでしょうから、実質的な倒産・廃業はもっと増えそうです。

アフターコロナ(最近はウィズコロナとも呼ばれていますが)には、倒産・廃業・休眠化による失業が深刻化する可能性があります。

しかし、どんな時代でも私たちは生きていかなければいけません。

 

固定概念の「逆張り」で生きていく

 

2000年頃、ロシアでちょっと流行った小咄に、こんなのがあるそうです。

「理想的な人間とは…イギリス人のように料理が上手く、フランス人のように外国人を尊敬し、イタリア人のように働き者で、ドイツ人のようにユーモアのセンスがあり、中国人のように高給取りで、日本人のように個性的で、アメリカ人のように外国語を流暢に話す人間のことを言うのだ」

もちろん、各国民に対するステレオタイプの逆を言ってるわけですね。

逆にいえば、ビジネスマンが皆同じようなグレーのスーツ着て「個性が乏しい」と一般的に思われている日本人にして、「こいつは個性的だ!」と相手に思わせることができれば、世界に出て思い切り目立てるわけです。

上記に加え、国際不動産界隈では、日本人ビジネスマンに対するこんなステレオタイプがあります。「意思決定が遅い」、「フットワークが重い」、「そもそも外国が苦手」。

そこで私は、「俺は日本人だけど、誰よりも意思決定が早く、フットワークが軽く、外国が得意だ」ということを前面に打ち出し、かつ実践してきました。不動産イベントで海外の業者と名刺交換して、面白いと思ったら、「2、3か月内に必ず見に行くよ」と言って、翌日にはすでに訪問旅程案つきのメール送る…それを4~5年、ずっと続けてきてます。

そうすれば、「日本人なのにむちゃくちゃスピード速い奴」として、相手に強いインパクトを与えることができるのです。

引用元:鈴木学氏(アジア太平洋大家の会 会長)の投稿より

 

私も東南アジアやヨーロッパ圏の方と仕事をすることがありますが、「日本人は意思決定ができない」「フットワークが重い」「外国への苦手意識が強い」など、鈴木さんの投稿と同様のことを言われます。

 

世界の投資家仲間には、「日本人は投資が下手」「リスクテイクができない」とまで言われる始末です。

日本人のイメージがここまでステレオタイプ化しているのであれば、鈴木さんのように逆張りすれば良いですね。

考えてみれば、保険営業パーソンの方ってフットワークがすごく軽いですし、リスクテイクしている方々ばかりです。

これは、アフターコロナ・ウィズコロナ時代でも求められることだと思います。

続けることで強みに変わる

どんなに素晴らしいことでも、続けられなければ価値が半減してしまいます。些細なことでも、長く続けること。それが一流と二流の差ではないでしょうか。

例えば、私の原風景は歌舞伎なのですが、歌舞伎役者の方々は物心つく前から稽古をしていますし、生まれたときから周りは歌舞伎役者や関係者だらけという環境で育ちます。環境が人を育てますので、全員とはいかないまでも一流の歌舞伎役者が誕生します。

また、恩師である画家の藪野健教授は、毎日デッサンや水彩画、油絵を描いていました。藪野教授にとって、絵を描くことは呼吸をするように自然なことです。描き続けることで、一流の画家に成ったのだと思います。

素晴らしいビジョンや構想があっても、実現しなければただのビッグマウスで終わってしまいますし、実現後も実践し続けなければ価値がありません。

 続けることは、一流への近道であり、自分の強みを発見したり開発するのに役立ちます。
 どんなに些細なことでも、ぜひ突き詰めてみてくださいね。

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中島宏明

この記事を書いた人

2012年より、大手人材会社のアウトソーシングプロジェクトに参加。プロジェクトが軌道に乗ったことから2014年に独立し、その後は主にフリーランスとして活動中。 2014年、一時インドネシア・バリ島へ移住し、その前後から仮想通貨投資、不動産投資、事業投資を始める。現在は、複数の会社の顧問・経営戦略チームの一員を務めるほか、バリ島ではアパート開発と運営を行っている。 マイナビニュースでは、仮想通貨に関する記事を連載中。 https://news.mynavi.jp/series/cryptocurrency -アーリーステージ、保険営業歴3年未満の方向けに、 売れ続けお客様から愛される 「無敵の保険営業」になるためのノウハウを発信- メールマガジン【週刊!無敵の保険営業】はこちらから