悔しいと感じることが多い人へ。
それはあなたが本気で頑張った証拠です!

読者の皆さんは、保険の仕事をしていて悔しくてたまらないことはありますか?
保険営業は人と深く関わる仕事。人の心を掴むという難しい仕事です。
それ故に「上手くいくと思ったのに」「他の人は成功しているのに」と悔しい思いを経験することも多いでしょう。
今回は悔しい思いをする人、辛くなってしまう人はどんなタイプなのか。
どう対処すれば良いのかを考えてみます。

思うように結果が出なくて悔しい!

仕事を真面目に頑張っていても、期待通りの結果がなかなか出ないこともありますよね。
次に向けて前向きに頑張っても、思うような結果が出なかったり、同僚に先を越されてしまったり。
そういった状態が続けば人は理想と現実のギャップを大きく感じやすくなり、やる気が失せてしまいます。

でも、どうか悲観せずこれまでの自分を見つめなおしてみてください。
「悔しい」という感情は本気で物事に向き合わねば感じることが出来ない感情です。
そして「悔しい」という感情は責任感が強い人ほど持ちやすいと言われています。

責任感が強い人は真面目で、日々の努力と工夫をしている人が多いと思います。
こういった人は、「こういう時もある」「仕方ない」と受け流すことが苦手です。
なぜ苦手なのか。理由のひとつに「完璧主義者」が挙げられます。

 

仕事を完璧にこなそうとして自分を苦しめる

なぜ完璧主義の人は悔しいと感じやすいのでしょうか。
まずは完璧主義の人によく見られる心理的特徴を見てみましょう。
先述した「真面目」「責任感が強い」以外にも複数あります。

◆妥協ができない
◆負けず嫌い
◆理想が高い
◆承認欲求が強い
◆自意識過剰(他人からの評価を気にする)
◆頑固でこだわりがある
◆失敗することに恐怖心がある

このような心理的特徴が挙げられます。
ポイントごとに発生しやすい心理状況をみていきましょう。

「承認欲求が強い」「自意識過剰(他人からの評価を気にする)」

承認欲求が強い人は「人に認められたい、評価されたい」という想いが強い傾向があります。
それにより、他人からどう思われているか過剰に気にしてしまう自意識過剰の状態にも陥りやすいのです。

「失敗する事に恐怖心がある」

人によって失敗を恐れる理由は様々ですが、主に完璧主義で失敗を恐れる人は小さなミスや欠点であっても心に過剰なダメージを追いやすい特徴があります。

完璧主義は無意識に無茶をしてしまい、心身ともに疲弊してしまうリスクがあります。
特に「承認欲求」「自意識過剰」「失敗への恐怖心」は育った家庭環境が大きく関わってくる難しいポイントです。
もし「悔しい」を超えて「辛い」と感じる程であったら、信頼できる人や専門家に相談してください。

 

実はあなたは成長している

実は当協会代表も「10回挑戦して9回敗れる」という苦しい経験の持ち主です。
毎日仕事に取り掛かるのが辛く、弱音も吐きそうな程だったと。

ですが、ぬるま湯に浸かっていた過去の自分と比べた時、今の自分の方がパワーアップしていると感じられたそうです。
「成果や成約に直接繋がっていなくても、一歩ずつ前に進んでいる」
どんなに小さなことでも「過去の自分より成長している」と感じられるようになってから
前向きに進めるようになったそうです。

ここから分かる大切なことは「小さな成長を自覚し、自分を褒めること」です。

完璧主義の人は「この程度が出来たところで…」「あの人はもっと出来る」と自分を過小評価してしまいがちです。
そうやって自分を卑下していると、周囲からも自信がないように見えてしまいます。

小さな事でも出来たことを素直に認め、褒める。
これが徐々に出来るようになると、小さな失敗をしてもそこまで気にならなくなります。
このような経験を積み重ねていくと自尊心が高まり、精神の安定に繋がっていきます。

どんなに小さなことでも良いです。まずは今の自分が出来たことを受け入れ、認められるように意識してみましょう。

 

実は筆者も…

かくいう筆者も完璧主義寄りな性格です。
以前はよく「自分の力ではどうしようもない」と己を無為無能だと思っていました。
それは心の病気になってしまうほど。

そんな私も現在は「この作業はやり過ぎないように力を抜こう」「前よりも□□が上手くなった」と自分自身を細かく分析するようになり、日常が楽になりました。

完璧主義故に、どうしても自分の出来ない部分ばかり注目してしまうかもしれません。
目標や理想に届かず悔しくて、辛くなってしまうこともあるかもしれません。
でも、あなたは着実に前に向かって一歩ずつ進めているのです。
昨日のあなたより成長している部分があるのです。

悔しい思いをするのは自分が本気で頑張った証だと、これまでの自分を褒めてあげてくださいね。

【編集部】

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