命とは時間である。今ここを大切にしよう!

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書評家・ビジネスプロデューサーの徳本昌大です。今日は片付けパパ・大村信夫氏の新刊「片付けパパの最強メソッド ドラッカーから読み解く片付けの本質」を紹介します。

片付けというとビジネスパーソンにとって、優先順位が低いと思われるかもしれませんが、ドラッカーの選択と集中を取り入れ、自分のやるべきことを明確にすることで、結果を出せるようになります。自分の本当に優先すべきことに時間使い、自分が苦手なことは人にサポートしてもらうことで、結果自分の時間を増やせます。自分が得意なこと、お互いの時間をペイフォワードすることで、自分だけでなく、仲間の時間まで増やせます。

 

ドラッカーの選択と集中を取り入れよう!

 

大村氏との付き合いは6年前の、私の出版記念イベントに遡りますが、当時の大村氏は私と同じアルコール好きの普通のビジネスパーソンでした。その後、人生を変えると決めた大村氏は、自分の人生で不要なことを整理していきます。何度も自分との対話を重ねるなかで、ついにミッションを見つけ、それを習慣化することで、自分の人生を価値あるものに変えていったのです。

以前、理央周氏と私が主宰したドラッカー勉強会の幹事を大村氏にお願いしていましたが、その際、徹底的に学んだ「選択と集中」というドラッカーのエッセンスを片付けに取り入れることで、ビジネスパーソンの生産性が高まることを大村氏は証明します。

自分がやるべきこと、本当に重要なことにフォーカスし、短時間で本業を終わらせ、ライフワークであるミツバチ活動に時間を割けるようになったのです。この片付けのメソッドを使えば、仕事だけでなく、自分の人生も変えられます。「整理→収納→維持」の片付けのサイクルを回していくことで、本当に自分のやりたいことができ、夢をかなえられるようになります。

「もしあなたの日常が無駄な部分・やめたほうがいい『コト』にあふれていたとしたら、それらを手放してスッキリと整理できれば、人生全体が片付いてもっとワクワクできるはずです」

私は13年前の44歳の時に断酒を決意し、お酒と飲み友達との距離を置くことにしました。断酒し、自分の時間の使い方を変え、飲酒していた時間をインプットとアウトプットのために使えるようになりました。お酒を手放すことで、自分のやりたいことに時間が使えるようになり、子供の頃の夢だった著者になれたのです。このように悪い習慣をよい習慣に置き換えることで、幾つになっても人生を変えられます。ビジョンを明確にし、諦めないことで、自分の人生を変えられるのです。

 

命とは時間である!

 

人生の不要なことを整理し、時間を取り戻すことの重要性を大村氏はご両親から学びます。生きたいのに生きられなかった、自分の子供との時間を過ごせなかった亡き父親の手紙がきっかけになり、大村氏は自分の人生を取り戻すことを決意します。大好きなお酒をやめ、片付けパパに変身し、遂には自分のミッション「命とは時間である」を見つけます。大村氏はサラリーマンをやりながら、お互いの時間をペイフォワードすることで、結果を出せるようになることに気づき、それを発信し続けています。

命とは時間である」という事実を多くの人は忘れています。自分が亡くなる前に後悔しないためにも、自分のミッションを明確にし、他者への貢献を実践すべきです。今ここに集中し、限りある時間を大切に使いましょう。

 

大村氏は人とのつながりによって、幸せになれることを本書で明らかにしています。「命とは時間である」を伝え続ける大村氏の渾身の一冊、ぜひ、ご一読ください。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

 

片付けパパの最強メソッド ドラッカーから読み解く片付けの本質
著者:大村信夫
出版社:インプレス

徳本昌大

この記事を書いた人

複数の広告会社でコミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、取締役や顧問として活躍中。インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO/Iot、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役/みらいチャレンジ ファウンダー他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数。  サードプレイス・ラボのアドバイザーとして勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。 https://tokumoto.jp/