保険営業マンが多数通うM&Aアドバイザー養成講座
選ばれるM&Aアドバイザーになるには

最近、話題になることが増えてきた中小・零細企業のためのM&A(スモールM&A)。それに伴い、M&Aアドバイザー養成講座や認定アドバイザーも増加しています。徐々にアドバイザーが増えるなか、選ばれるM&Aアドバイザーになるにはどうするのが良いのでしょうか。

なぜ保険営業マンがM&Aアドバイザーに最適なのか

保険募集人やFP(ファイナンシャル・プランナー)の方のなかにも、M&Aアドバイザーの認定資格を取得する方が増えています。

お客様と知り合うフックトークとしてM&Aの>話題をする」

「M&Aをきっかけに知り合うのと、保険をきっかけに知り合うのとでは、その後の関係性が大きく異なるから」

「お客様との信頼関係が深まってから、将来の話のなかでM&Aや事業承継の話をすると社長さんが身を乗り出す

「まずはお客様の役に立つ情報を提供すること。保険契約は最後で良いし、M&Aや事業承継のタイミングに関わることで、信頼関係を一層深めることができる」

などなど、M&Aアドバイザー認定資格を取る理由や活かし方は人によってさまざまです。

保険営業マン・FP(ファイナンシャル・プランナー)の方々は、普段から中小企業経営者の方々と接する機会が多くあります。保険について考えることは、節税やお金、将来のことなどを考えることと同じです。M&Aや事業承継は、まさに会社や経営者ご家族の将来のこと。信頼関係がなければ、保険の話も将来の話もしません。ですから、保険営業マン・FP(ファイナンシャル・プランナー)は中小企業経営者の良き相談相手になれるはずです。

M&Aアドバイザー養成講座で認定を受けるには

最近、M&Aアドバイザーを育てる養成講座が全国各地で開催されています。M&Aアドバイザーの認定資格を取得するためには、一定のカリキュラムを受講する必要があります。

カリキュラムの一例は以下のとおりです。

・M&A業界サマリー
・M&Aアドバイザー 11のポジション
・中小零細企業対象 スモールM&Aの市場概況
・大手M&A仲介会社の業況と上場M&A仲介会社の対象市場
・会社(事業)売却の理由と実態
・スモールM&A 注目の業界
・中小企業庁の重要施策
・後継者問題について
・金融機関との連携方法
・スモールM&Aアドバイザーの要諦
・M&Aアドバイザーに求められるスキルと特性
・M&Aの実務
・買手FAとの交渉テクニック
・「案件化」におけるアドバイザーの重要性
・会社の値付方法
・デューデリジェンス(DD)の種類と基本原則
・PMI (アフターM&A)の重要性

養成講座の受講生の方のなかには「知識だけでも身につけられればOK」という方もいらっしゃるでしょうし、「認定資格を活かしてM&Aアドバイザーとして活躍したい」という方もいらっしゃるでしょう。数多くあるM&Aアドバイザー養成講座のなかから自分に適した講座を選ぶには、まずは認定資格を取得する目的を明確にする必要がありますね。

選ばれるM&Aアドバイザーになるには

M&A養成講座が増えるごとに、認定資格を持ったM&Aアドバイザーの方も増えています。まだブルーオーシャンといえるスモールM&A業界ですが、競合となるM&Aアドバイザーが増えれば、いずれはレッドオーシャンになっていくのかもしれません。

そんななかで、選ばれるM&Aアドバイザーになるには、どうすれば良いのでしょうか?

・M&Aに関する基礎知識をおさえていること
・社長や経営者ご家族との信頼関係を築けること
・気持ちが揺れ動く売り手社長に寄り添い、ときに背中を押せること
・自分の利益を考えてポジショントークをするようなことは絶対にしないこと
・デューデリジェンスやPMIなど、M&A実務に必要な人脈を持っていること

これらの要素は、「選ばれるM&Aアドバイザーになるための5カ条」と呼べるかもしれません。

基礎知識がなければ、経営者の方にM&Aや事業承継の話題を振ることはできませんし、信頼関係を築けるコミュニケーション能力がなければ、M&Aや事業承継という繊細な話に入っていくことはできないでしょう。

常に相手を思い、ポジショントークをしないというのは当たり前ですがとても大切なことです。また、M&Aの知識だけあっても、士業による各種デューデリジェンスやM&A後のPMI(統合作業)ができる人脈がなければ、M&Aに深く入り込むことはできません。

「選ばれるM&Aアドバイザーになるための5カ条」を意識しながら、目的を持ってM&Aアドバイザー養成講座に参加することをオススメします。

中島宏明

この記事を書いた人

2012年より、大手人材会社のアウトソーシングプロジェクトに参加。プロジェクトが軌道に乗ったことから2014年に独立し、その後は主にフリーランスとして活動中。 2014年、一時インドネシア・バリ島へ移住し、その前後から仮想通貨投資、不動産投資、事業投資を始める。現在は、複数の会社の顧問・経営戦略チームの一員を務めるほか、バリ島ではアパート開発と運営を行っている。 マイナビニュースでは、仮想通貨に関する記事を連載中。 https://news.mynavi.jp/series/cryptocurrency