「辞めたい」と思った新人保険営業へ その1

極めてシビアな保険営業の世界

保険営業……ホントに大変な仕事ですよね。今は現場からは退いている私ですが、これまでの歴史を考えて見ても、「もう辞めたい!」と思ったことは何度もありましたね。

だから、「これから保険営業でガンガン稼ぎたい!」と意気込む新人さんなどを見ると、うーん……と複雑な気持ちになってしまいます。

「何でも一人でやる」のが保険営業の世界。会社に所属する社員でありながら、自らの実力で契約を取って収入を得るという、いわば「個人事業主」のような働き方です。

だから、うまくいったら自分のせい。うまくいかなくても、すべて自分のせい。極めてシビアですよね。

ただ、感情にまかせてその勢いで辞めてしまうのは、それはもったいない!

人が会社を辞める理由

ちなみにあるリサーチによれば、一般的な企業で「人が辞める理由」を大きく3つ挙げると、「休日は取りやすいか?」「人を育てる環境があるか?」「公正な評価のしくみがあるか?」……これらに不満があったら、人は辞めるということです。

じゃあこれを保険営業に当てはめてみると?

「休日は取りやすいか?」

まあ、保険営業の場合、自分の稼働する時間は自分で自由に決められることが多いものです。ただし逆にいえば「世間が休日でも、働いているのが当たり前」といったパターンなわけです。

「人を育てる環境があるか?」

要は仕事を通じて成長できて、さらに上のステージに行ける余地があるのかということですが、これは自分が望めば、自分から能動的に成長したいと思うのであれば、いくらでもイケると思います。

「公正な評価のしくみがあるか?」

うーん、保険営業ほど公正な評価のしくみがある職業はないのでは? フルコミッションとなれば、頑張ったら頑張っただけ評価される=収入も増えるわけですからね。

一見すると、一般的な「辞める理由」は保険営業にはあまり当てはまらないようですが、じゃあどうして保険営業は離職率が高いのか……。

「保険営業は個人事業主」を受け入れられるか?

「なんで保険営業を辞めたいと思ったか?」これもあるリサーチの結果がありますが、やはり最大の理由は。「保険の営業スタイルが大変だから」というもの。

つまり個人の能力がすべてで、仕事が大変だ、ということですね。 

会社側はさまざまな教育プログラムを用意してくれて、学びの機会も多いけれど、結局保険営業は自分一人でお客様を開拓して、自分一人でクロージングまで持っていく、すべてを自分一人でこなす〝一人商店〟。そこには個人のパーソナリティが色濃く反映されます。

個人のパーソナリティとは、それこそ人柄だとか積極性、モチベーションなどなど。だからセンスがある人は売れるけど、そうでなければ売れない。

売れないと「どうしていいかわからない」という状態に。それで絶望して辞めてしまうわけです。

「どうしていいかわからない」

「何をやってもうまくいかない」

……その気持ちは、すごくよくわかります。実際に私もそんな状況に陥ったことが何度もありましたから。

ただ、この「保険営業は一人商店、個人事業主なんだ」ということを受け入れられるかどうかで、その後の進退も決まるような気がします。

成功すればそれこそ莫大な収入を得ることができるのがこの世界。組織に振り回されずに、個人事業主としてそれを目指すことを本当にしたいかどうか? もし本当に望むならば、学ぶ方法はたくさんあるから大丈夫! 私もこうしたメディアやYouTubeで、保険営業のスキルアップに関する情報をどんどん発信していくつもりです。

 

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大坪 勇二

この記事を書いた人

【仕事のプロを育てるプロ】 コンテンツプロデューサー。人脈術と交渉術の専門家。

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