1次情報に直接当たるのが本当のプロ!保険営業にとって、なぜ1次情報が重要なのか

いい加減な2次情報を信用するな。1次情報であることが大切。つまり、ナマの情報に触れていない人の言うことをそのまま信用するなということ。

だって、1次情報じゃないとリアリティが伝わらないでしょ。

1次情報がなぜ重要なのか① ~2次情報はたいてい誰かのフィルターを通っている〜

学生時代のことです。私はバッグパッカーでした。

メキシコの大学でスペイン語を学んだ私は、そのあと中米を経由して南米へ行く予定でした。

が、正直にいうと、出発するのが怖かったのです。

なぜなら、ニュースなどで伝わってくる、中米や南米の情報は怖いものばかりだったからです。例えば、中米のニカラグアは内戦中でしたし、また南米のコロンビアでは、コカイン王のメデジンカルテルが武装して警官や軍隊と交戦、ブラジルやアルゼンチンでは経済が破綻してインフレ率が年率1000%を超えていたりしていました。

マスコミ情報によると、中米や南米はまるで地獄であるかのようでした。

正直、平和なメキシコを離れるのは怖い。

かと言って、行かずに戻るのもイクジガナイ

というわけで、恐る恐るではありましたが、思い切って中米に向けて出発したのです。

ところが、です。

実際に現地に行ってみると、マスコミから受けたイメージとはまるで違うのですね。

まあ、確かに兵隊は多いし、不愉快な検問(ミリタリーチェック)はあるし、警官は平然とワイロを要求するし、コソ泥の数は日本とは比べ物にならないくらい多い。

しかし、世界のどこの地域とも変わらぬ日常がそこにはありました。

戒厳令下の国でも路地で子供は遊んでいますし、経済が崩壊したとされる国でも夜の繁華街は賑やかでした。要するに、ほとんどの人は平和に暮らしているのです。

「なんだ、マスコミってけっこうテキトーなことを言うんだな」

人生で一番最初にそう思った瞬間でした。

マスコミに限らず、人は自分の都合で、勝手に情報を改変します。

自分に有利なように情報を改変する「ポジショントーク」の場合もありますし、そんな意図がなくても、無意識にある部分を強調し、ある部分を切り捨てることは普通に行われます。

 

マスコミの情報をすぐに信用する。これも1次情報じゃない。

業者の情報をすぐに信用する。これも1次情報じゃない。

 

世の中は、2次情報で溢れているわけです。

 

1次情報がなぜ重要なのか② ~2次情報ばかり流す人への評価は低い〜

つまり、情報は多かれ少なかれ、発信する人のフィルターを通して加工されるので、できるだけナマの情報=1次情報に触れることが大事

少なくとも人の言うことをそのまま信用するな。

それがこの体験から得た私の教訓でした。

特に、ビジネスの分野でもこんな現象がおこります。

自分が動きもしないで、聞きかじった情報を得意げに話す人物は少なからずいます。

私は、「・・・らしいよ」と伝聞形で話される情報を、基本信じないことにしています。

だいたい、チャレンジしない人ほど、悲観的な情報を流す傾向があります。

周囲の人も自分と同じように行動しないで欲しいのです。相手が成功してもらっては困るからです。

その願望が、ナマの情報=1次情報じゃない悲観的な2次情報を大量に生産することになります。

だから、あなたが新しいマーケットに挑戦しようとしているとき、「あ、それはこんな先例があるからうまくいかないよ」なんて訳知り顔に解説するヤツが時々いますが、そんなとき大事なのは、その人物が実際に行動して得た情報=1次情報なのかどうかということもまず確認すること。

もしそうでないならば「ふーん」と聞き流せばいい。

ちなみに、経験豊富で優秀な経営者ほどその原則を知っていますから、安易に2次情報を流す人に対する評価は概して低い。

アナタはそっち側に回ってはいけません。

1次情報じゃない2次情報を流して経営者からの評価を下げる。

これって何の得にもならないですよね。

 

1次情報がなぜ重要なのか③ ~ナマの情報に当たった者勝ち〜

少しでもナマの情報(すなわち1次情報)に早く接して、正確な情報を得ましょう。

かつての私のようにオフィスでグダグダして時間を潰したりせずに(笑)、たとえ商談がなくても出かけて行って人に会いましょう。

で、話を聴く。できればターゲットとするマーケットに出かけて行ってとにかく見込み客に会って話を聴く、法人企業なら理由を作って訪問し、経営者が実際に何を求めているか訊く。それが大事。

彼らが何を求めているのかナマの情報(=1次情報)を掴み、それに基づいて行動することを習慣化してみて下さい。

そんな人の言葉は迫力がありますから、経営者からの評価も上がります。

知らない間に影響力を持つようになり、ビジネスチャンスも増えていきます。

まずはナマの情報(=1次情報)に当たることを習慣化してみてみましょう。

大坪 勇二

この記事を書いた人

【仕事のプロを育てるプロ】 コンテンツプロデューサー。人脈術と交渉術の専門家。

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