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保険営業のためのプロフィール戦略「〔5〕神話の法則(後半)」
20万人とも言われる、生命保険募集人の中から、
頭1つ抜け出して顧客から選ばれるためには何が必要でしょうか?
そこで重要な役割を果たしてくれるのが、
「プロフィール」です。
プロフィールを作る上で、
押さえておくべきポイントは5つです。
まず、顧客の心理を知り、
(2)~(4)のポイントに沿って、
あなたの中に眠る、
顧客にとって興味関心度の高い情報を整理し、
それらを今回の「神話の法則」に沿って、
物語のパワーを使って顧客に伝える。
これによって自己紹介が
アプローチの強力な武器になり、
あなたはライバル達から
簡単に頭1つ抜け出すことができるでしょう。
では、具体的に何にフォーカスして、
プロフィールを作り込むのか?
最終回はの今回は、「神話の法則(後半)」に
ついて解説していきます。
なぜ人はストーリー展開がわかっているのに惹かれるのか?
前回の「神話の法則(前半)」でお伝えした通り、
人は、物語に惹かれます。
それは、容易にこの後の展開が予想でき、
その通りに物語が進んでいっても抗えません。
物語のパワーはそれだけ
協力だと言うことの証明です。
だから、あなたのプロフィールにも
神話の法則を盛り込むことによって、
プロフィールが顧客を一気に引きつける、
物語へと変化を遂げることになります。
あなたは気づいていますか?
世の中には「神話の法則」に溢れていることを。
いち早くこの「神話の法則」を取り入れた業界が、
物語のパワーを一気に世界中に広めたのです。
どんな業界かわかりますか?
答えは・・・
映画業界、ハリウッドなんですよね。
大ヒットした映画を思い出して、
そのストーリーを神話の法則に当てはめて見てください。
- スターウォーズ
- タイタニック
- ロードオブザリング
- パイレーツオブカリビアン
- ミッションインポッシブル
- ジュラシックパーク
大ヒット映画のほぼ全てに
神話の法則が採用されていることに気づくでしょう。
ハリウッドが「神話の法則」を取り入れたことを受けて、
様々な業界も「神話の法則」を取り入れるようになります。
今ではほぼ全てのエンターテイメントに
採用されていると言っても過言ではありません。
あなたは知らず知らずのうちに
物語のパワーに触れて生活をしているのです。
- 漫画
- テレビアニメ
- 小説
- テレビドラマ
- ミュージカル
などなど、多岐に渡ります。
毎回同じストーリを繰り返す、
探偵アニメや推理ドラマなのに、
ついつい見てしまうのは、
それが「神話の法則」だからなのです。
スターウォーズの原作が黒澤映画という事実
ハリウッドの大ヒット映画は、
「神話の法則」によって作られてきたのですが、
その映画は「神話の法則」に沿って、
ゼロから作ら物語が作られたのでしょうか?
実は、そうではありません。
神話は語り継がれるとともに、
登場人物や環境を変えて、
別の物語として書き換えられ
新しい神話として私たちの前に現れます。
神話に限らず、
- 小説
- 映画
- テレビ
- 漫画
などのシナリオも
ヒット作を原作として、
姿形を変えて、
全く別の物語としてリリースされているのです。
ハリウッドの大ヒット映画の代表作、
天才映画監督ジョージルーカスの
『スターウォーズ』を例に取ってみましょう。
スターウォーズの物語が、
「神話の法則」に沿っているということは、
説明の必要はないと思いますが、
そもそもスターウォーズの物語は、
ゼロからジョージルーカスが考えたものか?
実はそうではないんです。
では、スターウォーズの物語は
どこからヒントを得たものなのでしょうか?
実はスターウォーズの原作は、黒澤明監督の映画、
「隠し砦の三悪人」や「7人の侍」だと言われています。
ハリウッド映画の原作が日本映画と知った時、
衝撃を受けましたが、誇らしくもありましたね。
色々と映画の原作を調べてみると、
タイタニックの原作が
ロミオとジュリエットだったり、
AI(エーアイ)の原作が
ピノキオだったりするように、
物語は「神話の法則」を骨子に
姿形を変えて繰り返し表現されているのです。
もしかしたら、ジョージルーカスに限らず、
多くの映画監督が黒澤明監督の影響を受けてるかもしれませんね。
つまり、プロフィールに
物語性を持たせるといっても、
あなたもオリジナルの物語を
ゼロから作る必要はありません。
「神話の法則」に沿って構成しても良し、
好きな映画や物語に沿って構成するも良し。
その物語にあなたの”竹やぶ”と”カテゴリー”と
ヒーローの3条件を盛り込みながら語ることで、
プロフィールは顧客の気持ちを掴む
最強の武器へと姿を変えるのです。
プロフィールを語る上で絶対にやってはいけないこと。
最後に1つお伝えしたいことがあります。
重要なのことなので必ずチェックしてください。
最後成功して宝を手に入た話ばかりをしてしまうこと。
これをやってしまうと、
これまでの苦労は水の泡。
残念ながら相手の気持ちを
グッと掴むことはできなくなってしまいます。
だって、そんな話興味がないから。
どの物語でも相手を引きつける共通点は、
成功と失敗を繰り返すということ。
言い方を変えると、
成功=穴から這い出る
失敗=穴に落ちる
ということになるのですが、
実はここが非常に重要です。
穴に落ちるストーリーにしか惹かれないのです。
宝を手にした成功者の話には、
一切魅力を感じることはなく、
どんな苦難を乗り越えて、
そこまでたどり着いたかに興味があるのです。
その穴が、深ければ深いほど
現状とのギャップに顧客は興味を示し、
大変であれば大変であるほど
強力な武器へを姿を変えていきます。
穴に落ちた当時は辛い状況にあったと思います、
言いたくない、思い出したくないという気持ちもわかります。
ただ、その人間臭いエピソードが
パワーを持って人を引きつけるのです。
ひとつ気をつけて頂きたいのは、
宝を手に入れた話ばかりするなと言いましたが、
そうは言っても最後に宝を手に入れた話も
最後には絶対必要なんです。
だって、穴に落ちっぱなしで
這い出て来れなかった人の話って、ねぇ。
なので、「武勲」はしっかりと
プロフィールに盛り込みましょう。
以上、6回に渡ってお届けしてきました、
プロフィールの作り方は今回で終了です。
あなたの素晴らしいプロフィールが
完成することを祈念して終わりたいと思います。
それでは!