コロナ時代に没落するテイカーとマッチャー、そして生き残るギバー

「ギバーになろう」と勧める本やセミナーは世の中に多くあります。ギバーを日本語にすると“与える人”。コロナ時代に、ギバーは本当に生き残れるのでしょうか? “与える”とはどういうことなのか、本稿で再定義します。

テイカーとマッチャーとは

「ギブ&テイク」

という言葉があるように、人間社会には「ギブする人(与える人、ギバー)」と「テイクする人(得る人、テイカー)」という関係があります。

ここでのテイカーは、“得る人”よりも“奪う人”というネガティブな表現の方が正しいでしょう。

ギバーとテイカーの中間には、マッチャーという存在がいます。

マッチャーとは、フェアな取引や関係を重視する人のことです。

「自分はこれだけ貢献した。だから、その対価はこれくらい支払われるべきだ」

という“べき”論者が多いのがマッチャーなのかもしれません。

テイカーほどではないですが、マッチャーもどちらかというとネガティブな言葉という印象があります。

保険営業・FPがコロナ格差社会を乗り越えるただ1つの方法の記事でお伝えしたように、コロナ時代は信用・信頼などの無形資産が重要視される時代。

テイカーは言うまでもなく没落するでしょう。

はじめのうちは良いですが、あとでしっぺ返しがきます。

マッチャーは永遠に“そこそこ”。

大成することはないでしょう。

どうせなら、なにかを成し遂げたいですよね。

破滅するギバーと生き残るギバー

一方のギバーは、コロナ時代でも信用を得て信頼関係を築き、無形資産から有形資産を築くことができるでしょう。

しかし、ギバーにも2種類います。

破滅するギバーと、生き残るギバー。

破滅するギバーとは、ただただ与えるだけの人です。

全体を見ず、目の前の人に与え続けるだけでは、いつか自分が枯渇します。

時間も体力も有限ですからね。

一見すると良い人なのですが、「ただの良い人で終わっちゃう」というパターンですね。

生き残るギバーとは、パイを増やして人に与え、自分も得る人です。

俯瞰して全体を見て、奪い合うのではなく与える

ただ与えるのではなく、絶対数を増やす。

競争ではなく、協業や共栄、共創。

マーケットを創れる人がギバーです。

保険営業はギバーが9割?

保険営業の方は、本当にギバーが多いと思います。

「そこまでするの!? 」

というくらい、お客さんに貢献する姿勢が強いですよね。

これは、思っていてもなかなかできることではありません。

今は、外出自粛などの影響で営業活動が制限されているかもしれませんが、お付き合いのあるお客さんや社長さんに有益な情報をぜひ提供してください。

制度融資や補助金、助成金、給付金、協力金、家賃交渉…

どんな情報でも良いと思います。

今だからこそ、できることもあります。

できるだけ、だれかを喜ばせましょう。笑顔や安心を与えましょう。

ただし、全体を見ながら、ですね。

あなたのギブを、テイカーに奪われないようにしてくださいね。

中島宏明

この記事を書いた人

2012年より、大手人材会社のアウトソーシングプロジェクトに参加。プロジェクトが軌道に乗ったことから2014年に独立し、その後は主にフリーランスとして活動中。 2014年、一時インドネシア・バリ島へ移住し、その前後から仮想通貨投資、不動産投資、事業投資を始める。現在は、複数の会社の顧問・経営戦略チームの一員を務めるほか、バリ島ではアパート開発と運営を行っている。 マイナビニュースでは、仮想通貨に関する記事を連載中。 https://news.mynavi.jp/series/cryptocurrency