オンラインでも変わらないことがある!
オンライン商談時代到来! これまでの保険営業のスタイルは大きく変わる!
……とはいえ、保険営業パーソンという〝人〟がお客様と接して(非対面であるにせよ)保険商品を販売する、というかたちは、変わったわけではありません。
単純にいってしまえば、オンラインであれ、直接面談であれ、お客様は「嫌な相手からは保険を買いたいとは思わない」ということ。
これは変わることのない人間の心情ですよね。
ですから、保険営業パーソンはこれからも「お客様からどう思われているか?」「お客様にとってどんな存在になっているか?」を考えていかなければならないのです。
今回はお客様にとっての「こんな保険営業パーソンは嫌だ」というタイプをみていきましょう。
保険営業パーソン以前に「人」としてどうなの?
「初対面なのになれなれしい」。距離感をなくしてフレンドリーにしたいのか。あるいは優位に立ちたいのか? お客様に対して〝タメ口〟に近い感じで話す営業パーソンがいますよね。アレ、非常に違和感を覚えます。実際にビジネスの関係になった際に、無神経な行動をするんじゃないかなーという懸念があるんですよね。
きちんと敬語で接する。これは常識ですよね。リモートゆえに、少しでも距離感を縮めたい?いやいや、変わらぬ常識は守りましょう。
「知識をひけらかす営業」というのも、嫌われますよね。
何度も商談をしている保険営業パーソンはさておき、「保険の話」っていうのは、一般の人からすれば、ややこしくてわかりづらいものです。そこで「知らないんですか? じゃあ教えてあげますよ」とばかりに上から目線になったり、専門用語を連発して知識をひけらかす……。お客様の側からすれば、とても親身になってもらっているとは感じませんよね。
「強引すぎる営業」ももちろんNG。問答無用で商品を勧めたり、「買わないとホント損ですよ」なんて煽ったり、「絶対にこの商品です!」と必死になって食らいついたり……。お客様にとっては迷惑でしかありませんよね。
保険営業の気持ちとしては、わからなくもないことです。ついつい頑張りすぎちゃう、熱が入りすぎちゃうことって、あるものですから。
私もかつてお客様から「大坪サンって、礼儀正しいけれど、結構強引ですよね~(笑)」なんて言われたことがあります。
熱心なことはもちろんOKなんですが、それがお客様にどう伝わっているか? を考えなければなりません。
商品のいいところだけを話してデメリットを隠す、約束を守らない、人(他社)の悪口を言う……そんな「誠実さのない営業」は、ビジネス以前に人としてどうだろう? という感じですね。厳しい言い方をすれば、「信用するに値しない」人、そんな人とは、前向きな商談なんてしようと思えませんよね。
保険営業パーソンの「本当の仕事」とは?
「嫌われる保険営業」のタイプをいろいろと挙げてみましたが、私が考える〝一番嫌われる〟保険営業パーソン、一番〝商談で失敗する〟保険営業パーソン、それは「相手(お客様)の話を聴かない人」。しゃべりすぎ、しかも自分の話ばかり……そんな保険営業パーソンは最悪です。
よく言われることですが、1時間の商談時間があったとして、そのうち30分以上自分(保険営業)がしゃべっていたら、その商談は負け。失敗に終わります。
保険営業の仕事は、相手(お客様)に保険の解説をすること?
いやいや、それ以前に、お客様が今、何を痛みとしているのか、何に悩んでいるのかを聴き出し、その解決方法のシナリオを必死に考えることが大事。保険商品はその解決策の一部であるわけです。
だから、保険営業パーソンの仕事は、まず全力でお客様の話を「聴くこと」です。
自分ばかりしゃべって、お客様の話を聴かない……これって、「仕事をしていない」ことと同じですよね。
保険商品……決して気軽な買い物ではありません。どんな人から(保険商品を)買うか? ということも、大きなファクターになるでしょう。
そしてこれは、リモート時代、オンライン商談の時代になっても変わることではありません。
お客様が目にする、モニターの前のあなたは、どんな保険営業パーソンでしょう?