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書評ブロガー・ビジネスプロデューサーの徳本昌大です。コロナの緊急事態宣言が東京でももうすぐ解除されますが、ウィズコロナの時代には、「新しい生活様式」が私たちの働き方やマーケティングを変えそうです。三密を避け、リアルでの接点を減らさざるを得ない中、オンラインを活用したマーケティングがこれからのトレンドになりそうです。皆さんもZoomでの会議やセミナー受講が当たり前になってきたと思いますが、オンラインで自分のパーソナルブランディングを行いながら、顧客を獲得する手法を身につける必要があります。今後は、保険営業パーソンにもこの「コンテンツマーケティング」がますます重要になってきます。
目次
コンテンツマーケティングとは何か?
今回は、私の人生に影響を与えてくれたコンテンツマーケティングをテーマに記事を書きたいと思います。オンラインでは自分を見つけてくれるプラットフォームをつくることが重要になります。コンテンツをどう作れば良いのか、どのようにファンと生み出せば良いのかを多くの人は悩みます。その答えが書かれている一冊、ジョー・ピュリッジの「商品をつくる前に顧客を集める コンテンツ・インク戦略(Content Inc.:)」を紹介します。
コンテンツマーケティングとは、適切で価値あるコンテンツを作成、配布するマーケティングの手法で、最近では多くの企業が取り入れています。コンテンツマーケティングインスティテュート(CMI)の創設者で、この分野のスペシャリストと言われるのが、本書の著者のジョー・ピュリッジです。
「コンテンツマーケティングを始めるなら今だ」(ジョー・ピュリッジ)
「今起業するなら、成功の必勝法は商品を売り出すことではない。オーディエンスを引きつけて増やすシステムを作ることが先決だと私は考えている」
魅力的なコンテンツを発信することで、オーディエンスは起業家であるあなたのファンとなり、あなたが送る情報を楽しみに待つようになります。ロイヤルティの高いオーディエンスを築ければ、彼らはあなたからなら何でも買ってくれるようになります。そして、著者はこのモデルを「コンテンツ・インク」と呼んでいます。顧客を集める前に商品を作るのをやめ、コンテンツであなたのファンを増やすべきです。それもいますぐ行うことが重要です。インターネットに陣地を築くためには、先延ばしや遠慮は禁物です。
コンテンツ・インクモデルの6つのステップ
コンテンツ・インクモデルには以下の6つの段階があります。
1、スイートスポット
オーディエンスを引きつけるスイートスポットを特定
2、コンテンツチルト
自分が考えているコンテンツを、視点を変えて見直し、差別化できる要因を突き詰める
3、基盤を築く
コンテンツの主要な基盤を一つ選ぶ(ブログ、ポッドキャスト、YouTubeなど)
4、オーディエンスを収穫する
オーディエンスを定期購読者に変えないと、収益化ははかれない
5、多角化
主力のコンテンツチャネルを多角化させる
6、収益化
5つのステップを全てやれば、購読者が増え、そこから商品を生み出すことが可能
「ユニークな才能と情熱を、一番得意とすることと結合させながら、収益を稼ぐのだ」
私たちが事業を実際に差別化する唯一の手段がコンテンツで、そのコンテンツで顧客がどんな体験をしたかが、究極の差別化の要因になるのです。自分が好きな情報を顧客に届けること、情熱を原動力にして顧客の悩みを解決することで、あなたのファンを増やせるようになります。その際、手付かずで残っている領域を探して、その領域をコンテンツの力で開拓しなければならないのです。
そして、コンテンツチルトを見つけ出すには、とにかくなんでもいいから、コンテンツを作り始め、チャンスを見つけるしかないのです。コンテンツを書くことで、読者も自分も成長できます。オーディエンスからのフィードバックによって、自分のビジョンが補完され、独自のビジョンが最終的にそのコンテンツに染み渡っていきます。
私もブログというプラットフォームをつくることで、働き方が変わりました。オンラインで新しい人との出会いをデザインし、ファンをつくることが、収益化には欠かせなくなっています。ぜひ、コンテンツ・インクの考え方を取り入れ、情報発信をスタートしましょう!
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
商品をつくる前に顧客を集める コンテンツ・インク戦略
Content Inc.: How Entrepreneurs Use Content to Build Massive Audiences and Create Radically Successful Businesses(原書)
著者:ジョー・ピュリッジ
出版社:ダイレクト出版