保険営業の仕事で成果が出ず、苦しい思いをしたことはありませんか?
今回は私・大坪勇二が非常に苦しかった時に、「ロールモデル=仕事を進めるうえで行動や考え方の模範となる人物」を持つことで問題を乗り越え、助けてもらったエピソードをご紹介します。
保険営業の仕事がしんどい・つらい・苦しいと思っている方、是非こちらの記事を参考にしてみてください。現状打破のヒントがあるかもしれません。
保険営業3年目 成績が伸びず1か月の手取りが「1760円」
私が保険営業マンになって3年目の頃、成績が右肩下がりにどんどん落ち込んでいき、非常に苦しんだ時期がありました。
妻が妊娠し、これからお金が必要になる!という状況で、フルコミッション(完全歩合制)であったため、1か月の手取り金額が1760円しかないというところまで追い込まれたのです。
そんな時期にはうまくいかないコトが重なるもので、成功率9割と言われた契約にも失敗してしまい、最悪の心境でした。
「こういう時、『彼』ならどうするか?」
こんな生活をリセットしたい! 最悪の状況をなんとか抜け出したい!と思い、「自分がこれから何をすべきか?」をノートに書き出そうとしたものの、何も思いつきません。
やる気と自信を完全に失ってしまった私は、
「こんな時、チェ=ゲバラだったらどうするか?」
ということを考えたのです。
かなり突飛な発想と思われるでしょうが、当時の私はもう必死だったのです。
私は、革命家チェ=ゲバラが大好きです。
アルゼンチンに生まれ、キューバ革命を成功に導いた立役者であり、不屈の精神と火のような行動力を持つゲバラは、私のヒーローでした。
「もしゲバラが、手取り1760円で、成功率9割の契約に失敗したら、どう考えどう行動するだろう?」と自分に置き換えて考えてみると、
「ゲバラなら落ち込まないだろうな。こんな状況をひっくり返すような行動力もあるだろう。状況を変えるための作戦を次々に考えて、実行するだろう」と思いました。
今の自分には出来ないかもしれないが、自分にもう少し行動力があれば?、もう少しタフな人間だったら?と考えることで、思考回路をほんの少し切り替えることが出来たのです。
なにか行動をしようとする時・計画を立てようとする時は、「できるか・できないか」を超越して発想するべきです。
そう、ここで「ロールモデル」が登場します。
ロールモデルを持つメリット
- 行動の指針になる
- 迷いがなくなる
- 苦しいときに乗り越えられる
ロールモデルを持つことで、ひとつの指針となりガイドラインが出来ます。
指針が出来ることによって、迷いもなくなります。
「もしも○○だったら……」という想像をすることによって、一瞬であったとしても、現状の外側に出ることが可能になります。これが非常に重要なポイントです。
その一瞬の間に、アクションリスト・todoリストを書き出し、翌日からは一心不乱にそのリストを実行していきます。これが私の危機脱出の方法です。
20数年前、私は確実にチェ=ゲバラによって救われました。
これがロールモデルを持つというメリットです。
「もしもあの人だったら……?」
あなたにもロールモデルを持つことをお勧めします。