【コロナ融資】セーフティネット保証4号獲得を速攻でやってみた

どうも!大坪です。

政府からどんどん出される中小企業向け金融支援策。

その入り口の最も有力なものの一つが、セーフティネット保証4号です。

これを獲得しないととにかく前に進めない。

逆に獲得するとめちゃ有利に資金調達できます。

 

「結局この世界は行動したもん勝ち!」

ということで早速獲得に動きました。

気をつけるべきポイントを3つにまとめました。

 

 

そもそもセーフティネット保証4号とは

政府の支援策の中でも、かなり早いタイミングでクローズアップされたのがセーフティネット保証4号↓(中小企業庁HP)

https://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/sefu_net_4gou.htm

 

類似の施策としては、セーフティネット保証5号、危機関連保証などがありますが、今回は4号にフォーカスしてお話ししていきます。

 

そもそもが、突発的災害によって売上高等が減少している中小企業者を支援するための措置です。

今回は新型コロナということで、全国が対象になりました。

 

対象に当てはまる場合は、本店所在地の市町村窓口に認定申請書を提出し、認定を受け、希望の金融機関または所在地の信用保証協会に認定書を持参すると、保証付き融資を申し込むことが可能になります。(中小企業庁HPより抜粋) 

ただし、信用保証協会または金融機関による審査の結果、通らない場合もありうるので、時間のロスが心配なら事前に金融機関に相談したほうがいいです。

これが気をつけるべき一つ目のポイントです。

 

私は事前に金融機関の担当者と話をし、「いけそうだ」という感触を得たので実行することにしました。

これを取得すれば、信用保証協会が100%保証してくれるので(ちなみに5号は80%)、金融機関としてはほぼノーリスクで貸し出せる。

非常に話が早いのですね。

これの凄いところは、従来の貸し出し枠とは「別枠」が設定されること。

当社くらいの規模の会社(年商3-5億円)は、8,000万円が別枠として設定される。

これは正直、大きい。

当社も「教育支援業」という、人が集まる事業なので、コロナの影響は免れず、売上は、対前年比でがっつり落ちてしまっていました。うーん・・・・

 

というわけで、4号の条件を満たすことを確認したので、すぐに行動を開始しました。

 

さっそく行動してみたら・・・

当社の所在地は東京都港区なので、窓口は港区役所の産業振興課になります。

 

ここの窓口の予約を取る必要があります。

これが二つ目のポイント。

まずは、チームメンバーがHPで窓口を調べて電話したところ、誰も出てくれません。

どうやら凄い数の電話が集中しているようで、「話し中」音すらなりません。全くの無音()

1日かけ続けてもラチがあかないので、メンバーの一人が機転を利かせて、区役所のHPを調べて隣接してそうな窓口の電話番号にかけてみました。

すると、誰かが電話を取ってくれたではありませんか!(ラッキー!)

そこで窓口に回してくれる旨お願いして、無事予約が取れたという次第。

 

これが3月上旬。

それでも取れた日程は3週間以上後の3月の月末でした。

だから、どれだけ混み合っていたか、推して知るべしですね。

 

さて当日です。

当社の経営管理部長と二人で区役所に向かいました。

 

行ってみるとビックリ!

人がとにかく多くて、廊下まで溢れかえっていました。

 

幸い、私たちは予約を取っていたのでそんなに待たされることなく、申請自体は30分ほどで終わりました。

ここで三つ目のポイントがあります。

持参する資料の中の「認定申請書」です。

これは自治体所定の書式でした。

ここで、申請の条件をクリアしていると証明しなければいけません。

で、この場合、その根拠数字が見える、月次ベースでの売上がわかる前年度の損益計算書、そして今年度の同種のもの(試算表)が必要になります。

だから、月次のこの数字が用意できるかがポイントになります。

 

企業によっては、決算を年度末にまとめてやってしまうところもあります。

その場合、月次の数字を整理していないケースもあるでしょう。

当社の場合、幸い、月次決算まできっちりやっていますので、これは難なくクリアできました。

しかしそうでない場合は、経理担当者か、顧問税理士さんに相談する必要があるでしょう。

 

また、この根拠になる数字は、申請者自身が電卓を叩いて事前に確認しておく必要があります。

なぜなら、当日、窓口の中小企業診断士の先生は電卓を叩いてこの根拠数字をきっちり確認するからです。

その際のやりとりでアワアワしてしまうと申請がスムーズに進まないかもしれません。

 

これが三つ目のポイントです。

 

 

レスペクトを持って接する

 また、状況によっては不安な人もいるでしょう。

人が殺到するので時間がかかり、役所の対応にイライラすることもあるかもしれません。

そんな時、窓口の人にきつく当たってしまいがちになります。

しかし、これは私の現地に行っての感想ですが、役所の人も、窓口を担当する中小企業診断士の先生方もそれぞれ自分のポジションで精一杯頑張っているのです。

彼らへのレスペクトを持って礼儀正しく接してあげてほしいと思います。

それに、その方がスムーズに進むと思いますよ(笑)

 

 

悩んでいる全国の経営者へ

コロナのこの事態で、全国で苦しんでいる社長や事業者の方は多いと思うんですよね。

その気持ちわかります。すごく。

私だって先が読めない。不安です。

 

でもこういう混乱期は、気分が沈んだらオシマイです。

国は本気で中小企業を救う施策を打ち出しています。

そしてそれは今後もさらに拡充される予定。

そんな政府系支援を最大限活用しながら、しっかり会社を守っていきましょう!

 

それではまた!

 

まとめ

・セーフティネット保証4号は使える!

・ポイント1)あらかじめ金融機関に相談しておくと時間のロスがない。

・ポイント2)早め早めに窓口に電話して予約をゲットしましょう。繋がらなくても諦めずに!

・ポイント3)申請当日、スムーズに進めるために、エビデンス書類はきっちり揃え、事前に数字を確認しておきましょう。

・政府の金融支援施策を最大限に活用しながらこの苦境を脱していきましょう。

 

大坪 勇二

この記事を書いた人

【仕事のプロを育てるプロ】 コンテンツプロデューサー。人脈術と交渉術の専門家。

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