最新の心理学、認知科学をベースとしたコーチング理論を使って自分自身のパフォーマンスを最大化するセルフコーチングを実践し、個人はもちろん、スポーツチームや会社組織まで幅広い人々のパフォーマンスを高める専門家であるプロコーチによるセルフコーチング講座第4回。(第1回はこちらから)(第2回はこちらから)(第3回はこちらから)
今回は「ゴール設定」その正しい方法についてお話します。あなたがビジネスでもプライベートでも、自分自身の望む成果を手に入れるためには正しいゴール設定が必要です。それができた時、あなた自身が驚くような成果が生み出されるでしょう。そんなゴール設定には3つのルールがあります。今回はその二つ目をお話しましょう。
人生の大きな壁を突破するために必要なこと
今の自分が大きく成長しなければ実現しないような
現状の外側のゴールを設定すると、
私たちのマインドは
そのゴール達成に必要なものを認識できるようになり、
それを手に入れようとします。
そして、ゴールに向かって動き出すのです。
するとあなたの目の前には
これまで見えていなかった様々な情報が飛び込んでくるようになります。
必要な知識や技術、人との出会い、
さらには自分のキャリアを変えるようなチャンスが
目の前に現れます。
それを掴むことができれば
ゴールはどんどん達成されていきます。
しかし、
実際にゴールを達成するためには
様々な困難が訪れることも事実です。
これまでの
自分の現状を超えたはるかに高い壁を超えて
目標を達成するためには、
これまでの自分では超えられなかった
壁を乗り越えていく必要があるのです。
そのためのカギとなるのが
ゴール設定2つ目のルールです。
それはあなたが
をゴールに設定するということ。
なぜなら
100%のパフォーマンスが発揮されることがない」
ことが最新の認知科学でわかったからです。
モチベーションはつくりだせない
私が以前、経営管理の仕事をしている時、
経営会議などで決まった数値目標に対して、
現場のリーダーは常に
「そんなの無理だ」
「現場の事をわかっていない」
などと不満を口にしていました。
そうなると現場は
目標達成よりも達成できないことの言い訳探しに、
創造性を発揮するようになります。
これでは
パフォーマンスは上がりません。
しかし、
逆に、現場スタッフのアイデアから採用された
企画などは、
文句も言わずに一生懸命取り組んで、
びっくりするような成果をあげることがありました。
当時は
スタッフのモチベーションが問題だと考え、
それをあげるためにあれやこれや知恵を絞りましたが、
なかなかうまくいきません。
今になって思えば、
まさに
100%のパフォーマンスが発揮されることがない」
というマインドの働きそのものだったのです。
スタッフが心からやりたいと思えるようなことを目標に設定すれば、
自然とモチベーションは上がり、創造性やエネルギーもあふれ出てくるのです。
私たちは自分自身のマインドに対して、
嘘をつくことはできません。
高いパフォーマンスが発揮され、
自然とモチベーションが湧き上がってくるような
マインドの状態を整えることが大切なんです。
固定観念に捉われず「心からやりたいこと」を考える
私たちが圧倒的に高いパフォーマンスを発揮するためには
心の中に1ミリでも
「やりたくない」
という気持ちが混じってはいけません。
100%の純度で
「心からあなたがやりたいゴール」
を見つけることが必要です。
これが意外と難しいものです。
私たちは普段、
色々な制約の中で生きています。
「あれは無理」
「これは自分には難しい」
「お金がない」
など考え、
選択肢を排除してしまうと、
自分自身が本当にやりたいことを
見失ってしまいます。
だから一度、
あなた自身の
能力や今置かれている環境、状況、実現の可能性などを
脇に置いて考えるんです。
すると自分がもともとやりたいと思っていたことが
浮き上がってきます。
あなたの人生には可能性が満ち溢れています。
凝り固まった固定観念を捨てて、
自由に考えてみてください。
そうはいっても、
「人生には”やりたくないけどやらなければならないこと”がたくさんある」
と考える人もいるでしょう。
実は私も
以前は同じように考えていました。
しかし、
ゴール設定を適切に行うと、
やりたくないことは手放し、
本当に必要なやりたいことだけをやることができるように
なる、
つまり
やりたいこと100%の状態を創り出すことができるんです。
そのカラクリは次回、
お話したいと思います。
楽しみにしていてください。
次回:圧倒的に変わる!!自分をコーチングする技術【入門編】5「ゴール設定が人生を左右する」
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