圧倒的に変わる!! 自分をコーチングする技術【入門編】1「セルフコーチングとは?」

コーチングという言葉が世に溢れています。

名刺交換すれば○○コーチという肩書の方に出会うことも珍しくありません。でも「コーチングとは何か?」という本質について深く考えたことがある方は少ないのではないでしょうか?

ただなんとなく、「質問すること」「傾聴すること」「ポジティブシンキング」そんな理解をされているかたも多いかもしれません。しかし、最新のコーチングは最先端の科学的知見とも結びつき、大きな進化を遂げています。

その理論を自分自身のパフォーマンスを最大化する「セルフコーチング」として活用することでビジネス、プライベートの両面で大きな成果を生み出す方法論も確立されてきました。

そこで、実際にセルフコーチングを日々実践し、個人はもちろん、スポーツチームや会社組織まで幅広い人々のパフォーマンスを高める専門家であるプロコーチが「成果が圧倒的に変わる!!自分をコーチングする技術」についてシリーズでお伝えしていきます。
第一回の今回はそもそもセルフコーチングとは何かについて見ていきましょう。

 

コーチングって人にするものじゃないの?

そもそもコーチングと聞くとスポーツのコーチやビジネスなどで面談を通して相手の力を引き出す存在。

つまり誰かに対して行うもの。

そんな風に思うかもしれません。

しかし、
コーチング本来の目的

「目的(ゴール)を実現すること」

であり、

それは他者に対してはもちろん、
自分自身に対しても行うことができます。

一般に

人に対して行うコーチングを
パーソナルコーチング。

自分に対して行うコーチングを
セルフコーチングと呼びます。

自分に対してコーチングする?

コーチングを質問や傾聴などコミュニケーションのスキルとして捉えていると、

自分に対してなんてどうやるの?

って思うかもしれません。

逆に言えば、
質問や傾聴などコミュニケーションの
スキルは

コーチングを行う上でのスキルセットに過ぎず、
コーチングの本質はもっと奥深いところにあります。

それは人間の認知の仕組み
すなわち脳の使い方を理解した上で、
自身の目標達成のために
最適な使い方をするということです。

私たちのあらゆる判断や行動は
脳を介して行われます。

だからその脳の働き、
動きかたを理解し、
それに則った効果的なアプローチ
自分自身をコーチングする方法、
それがセルフコーチングです。

このセルフコーチングは
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、
アメリカでは40年以上前から
政府機関やフォーチュン500の60%以上の企業で
プログラムとして提供されてきたました。

その間、心理学や認知科学などの
最新の学術的知見を盛り込みながら、
セルフコーチングの方法論は進化してきたのです。

すべてはマインドが決める!

たとえば、
”あなたが本当にやりたい仕事”
あるとします。

しかし、
今はそれができていない。

それを実際に実現するためには

  • 今の仕事をやめる必要があるかもしれない。
  • もっと実力をつける必要があるかもしれない。
  • そもそも実現の方法が今はよくわからない。

そんな壁があることが容易に想像できるとき。

あなたがチャレンジすることを選ぶのか?
あきらめて行動しないことを選ぶのか?

それを決めるのは
あなたの脳と心=マインドです。

あなたが
自分にはできると心から考えることができれば、
チャレンジできますし、

そうはいっても自分には難しいと考えれば、
やる前から諦めてしまうかもしれません。

その選択は
あなたのマインドの中になる
信念、価値観、そして自己評価が組み合わさった
セルフイメージ”によって決まります。

それを上手に整えるのがセルフコーチングです。

セルフコーチングによって、
あなたは自分自身の新しいセルフイメージ
創り出すことで、

これまでの人生とは全く違う自分として
選択、行動し、これまでとくらべると
圧倒的に高いパフォーマンスを発揮して
成果をあげることができようになります。

さらに、
あなたがこれから出会う、
新しい価値観や可能性とも
上手に付き合うことができるようになるでしょう。

それはあたなの人生に
大きな喜びと充足感、幸福感をもたらすことになります。

次回から、
具体的なセルフコーチングのやり方
順を追ってお話していきます。

ぜひ、お楽しみに!

▶圧倒的に変わる!! 自分をコーチングする技術【入門編】2「ゴールの重要性」

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奈良有樹

この記事を書いた人

パフォーマンス・エンハンスメント・コーチング認定コーチ 2happiness代表 町田コーチングスクール主宰 プロコーチチーム「レ・アーリ」代表 コーポレートコーチングチーム「FUTICE COACHING」 代表 社会福祉法人の経理、経営管理として部門別採算制度の導入を主導し、数値の見える化、部門ごとの目標設定サポートなどを通して、1年で赤字2,000万円の事業所を6,000万円の黒字に変える。また、社会福祉法人における会計士監査制度導入への対応など、財務、経営管理の分野で豊富な実務経験を持つ。 他方、コーチとしても就労困難な方の一般就労や社会不安障害の方の社会復帰を実現するなど、過去ではなく未来にフォーカスするコーチングで多くの方の夢の実現をサポートしている。コーポレートコーチングの社内での実践経験も豊富で企業研修や、コーチングセミナー、コーチ向けの勉強会など様々な場所で講師としても活躍している。