「節税保険の販売停止」は
法人開拓のビッグチャンスだ!

2019年のバレンタインショック。あれから間もなく1年が経とうとしています。
私は今現在を「法人マーケット開拓の千載一遇の大チャンス!」だと捉えています。
「ショック」と呼ばれるにも関わらず、それを「チャンス」と言うのには理由があります。

この大チャンスがきた理由は2つあります。先に結論を言ってしまいます。

その①国が「節税保険に節税効果なし」宣言。
その②消費税UPで経営者に警戒感。

・・・順を追って話していきましょう。

「節税保険に節税効果なし」=埋まっているのは何兆円?

まず1つ目、「節税保険に節税効果なし」です。

この保険業界に2019年2月13日から14日にかけて「バレンタインショック」という激震が走りました。
国税庁と金融庁の指導により、日本の生命保険会社が、いわゆる税の繰り延べ効果がある保険を一斉に売り止めしたという事件です。
それ以降、国がルール自体を変えてしまって、もう節税保険自体事実上全廃、売れなくなったというわけです。

この節税保険ですが、東洋経済オンラインの記事によると、大体年間8千~9千億円ぐらいの保険料の規模と、めちゃめちゃ大きいんです。
これ、日本全体の1年間の保険料のシェアでいくと3割ぐらい。一説によると法人に対するシェアで6割ぐらいと言われています。

この1年間でこの金額なんですけど、この法人保険はもう10何年前からずーっと売り続けられてるわけです。
どこにもデータないから分からないけれど、何十万件、ひょっとして百万件以上の契約ができてる、売られてるわけです。

たった1年で8千~9千億なわけだから、たぶん何兆円という規模のキャッシュがそこに埋まっています。
ものすごい規模です。

今までは、この節税保険、「ピークアウト」と言って、積立金のピークがきて、ピークがきたら書き換えるということが行われていました。
節税保険から別の節税保険に乗り換えるということです。

ちょっと前後しますが、この節税保険の最大の問題点、経営者にとって最大の問題点は何かと言うと。
積立金がピークを打って、いつか必ず最終的には0になるということです。
これは保険屋さんには当たり前の話なんですが、必ず積立金が0になります。
積立金が0になるからこそ、損金で計上できる根拠があるわけです。
だからこれはもう構造上しょうがないことです。

経営者目線で考えてみる

でも経営者にとってみたらえらいことです。
絶対に積立金が0になるわけでしょう。
しかもピークと言ってもこれは率の話で、経営者から見たら絶対額で言えば、例えば100万円払っても100万円戻ってこないわけです。

これは保険の原理を知ってる人ならご存知だと思います。絶対に100万円払っても100万円は戻ってこない構造です。
だって、費用がかかるから。保証とか、会社の運営経費とかさっぴかれるから、絶対戻ってこないです。
だからせいぜい80%とか、70%とかいうのが妥当なところです。

ということは、ピークになろうがなるまいが、もう絶対額で言うと毎月毎月、損している。 毎年損してるわけだから、やめるしかない。
「やめる、やめない」の話ではなく、「いつやめるか」にすぎないわけです。

ひょっとして100万件超えてるかもしれない、何兆円というお金が埋まっているこの節税保険は、絶対に1件の例外もなく、いつか解約されるわけです。

ということは、これを考えたら「めちゃめちゃものすごいチャンスだ」と言えませんか?だって、絶対どこかでやめるわけです。突けばいいんだもん。

しかも、この「節税保険に節税効果ありませんよ」ってういことは、僕らが大汗かいて証明する必要ないわけです。
何故かって、国が言ってるから。
国が、財務省がちゃんと資料を作って、「節税保険には節税効果はありません」って言ってくれているわけだから、これ以上強力な証拠はありません。
だからそのパンフレットを見せればいいだけの話です。

これだけの舞台を用意してくれているだけでも、すごいことだと思います。

消費税UPがチャンスなのは何故か

それからもう1つ大チャンスの理由が消費税の増税です。

消費税の経緯

消費税が2019年10月1日からアップしました。経営者はどう見てるかと言うと。消費税が上がってから世の中の景気がどうなっていくか注視しています。

消費税は過去2回上がりましたよね。
1989年に3%でスタートした消費税は、1997年と2014年に上がっています。

最初スタートしたときから8年経って3%が5%になり、その7年後に8%に上がっています。
更に今度は5年経って8%が10%に上がりました。
過去2回、どちらもぐっと景気後退してるわけです。

経営者の仕事はバッドシナリオに備えること

それ見ているから、また今度もたぶんかなり高い確率で景気後退するだろうなと思っています。
と言うか、経営者の仕事は「バッドシナリオに備えること」だから、みんなそう思ってる、 100%そう思ってると考えて差支えないです。

「どうすべきか」、警戒感パンパンです。
どうすべきか。

キャッシュを積み増しする。これしかないんですよ、やっぱり生き残るには。
従って、今はっきり言って節税保険なんてやってる場合じゃないです。
節税保険でキャッシュを簿外に飛ばして…でも節税にならないし、そもそも。全く意味がない。

しかも100万円払ったとしても、絶対にそれは減るんですよ、90万、80万、70万、場合によっては70万に減るんです、間違いなく。
ということは、こんなこと全く意味ないですよね。

ましてや消費税が上がって、景気後退が間違いないとしたら。
もうキャッシュを積み増しして身を守るしかないじゃないですか。

というわけで、今ものすごくチャンスなわけです、経営者に対して。
ここをちゃんとした順番で話をして、普通の判断力があれば、
「それはそうだよね、見直さなきゃいけないよね」となるに決まっている。
そういう時期なんです。

だからこそ、「今こそ法人マーケット開拓の大チャンス!」
その理由2つというのをお話ししました。

さあ、このチャンスを見逃す手はありません。今が「行動」の時ですよ!

大坪 勇二

この記事を書いた人

【仕事のプロを育てるプロ】 コンテンツプロデューサー。人脈術と交渉術の専門家。

この記事を描いた人のメルマガはこちら

さすがにメディアでは公開できない秘匿性が高い情報は、この無料メールマガジンにて配信しています。

保険営業の虎《1万倍》メルマガ登録 PCから

保険営業の虎《1万倍》メルマガ登録 スマートフォンから