「自分の仕事に情熱を持て」保険営業のためのフランク・ベトガー

自分の仕事に情熱を持て

私の大好きな「私はどうして販売外交に成功したか」(フランク・ベトガー著)についてお届けしていきます。
自分の仕事に情熱を持て
今回のテーマは「情熱」です。
「情熱」って言うと気恥ずかしいですけど、敢えてここから始めたいと思います。

フランク・ベトガーのこの本の中の最初に、「自分の仕事に情熱を持て」という章があります。

彼はもう亡くなった人ですが、何十年も前のアメリカの人です。元々はプロ野球選手、大リーダーでした。カージナルスという団にいた人です。ところが怪我でリタイアをせざるを得なくなり、いろんな仕事を転々として、最終的に生命保険の仕事に辿り着く。そこで大きく開花した人です。

言ってみると数秒で終わっちゃう話ですが、ところが彼はその途中途中でいろんな深い学びをしています。その中の1つが「情熱」ということなわけです。

彼が「情熱」という項目を本の中の第1番目にもってきたということは、やっぱり何よりそれが大事だと思っているからということです。

私も22年間生命保険のビジネスに携わってきましたが、やはり「営業」というものに関して言うと「情熱」というのが、くさいけれども、でもやっぱり大事だと思うんです。

フランク・ベトガーの言葉を引用すると。元々彼はぱっとしない選手だったんですね。3Aとか2Aあたりをうろうろしている選手でした。ある日当然ながらクビになっちゃいました。
「なんでクビですか?」という問いに、マネージャーの答えは非常に簡単でした。
「お前はノロマだからクビにする」。

これで彼のガッツに火がつきました。なんとか潜り込んだ次のチームで彼はどうしたか。まるで自分の背中に乾電池を・・・今で言うと原子力発電所と言うと思うんですけど…背負ったかのように、ものすごいハッスルプレーをガンガンやったんですね。

そして、このニューヘブンというチームでの活躍は、こんなふうに新聞に書かれました。

「このベトガーという新しい選手は火の玉のような男で、チームの選手たちを完全に張り切らせた」。チームの雰囲気をがらっと変えたというわけです。

「彼らは単にゲームの勝利を得ただけではなく、本シーズン中のいずれの試合よりも素晴らしいできばえだった」と書かれたわけです。

この後ベトガーは、ニックネームとして「気力のベトガー」「ガッツのベトガー」というように呼ばれるわけです。そうするとどうなったか。給料が700%アップした。一気に7倍です。その後もドンドンドンと上がっていきます。

仕事と情熱

改めていうと。じゃあ僕らの営業とか経営の仕事はどうかと言うと。一番大事なポイント、ノウハウ、経験、情報、人脈、お金、etc.あると思いますが。やっぱり1個だけ選ぶとなったら情熱だと思います。

僕も起業しましたけど、本当起業当初って、予見しなかった「こんなこと起こるの!?」みたいなことがボンボン、しかも固まって起こったりする。不思議なものですよ。本当、神様が僕らを試してるとしか思えないような、そんなことが起こったりするんです。

朝ぱっと目が覚めて、「あ、このことに対処しなきゃいけない」「あれ、対処しなきゃいけない」…気がつくと暗くなってくんですね。これがずっと続くと、いつかその人の気持ちは折れるということです。

でもふと気がつくと、これは段々視野狭窄状態に陥って。これは心理学上スコトマと言いますけど、盲点の中に入り込んでします。目の前に盲点ができてしまって。ちょっと角度を変えると、「あれ?こうすりゃあ良かったじゃん」ということが実際にあります。

でも、このガッツ、情熱がなくなってくると、そこを覗き込もうとする気すら起きなくなってくる。つまり何が言いたいか。ノウハウ、情報の問題、人脈、資金の問題ではないってことなんですよね。

情熱を自分でマネジメントする

この情熱というものなんですけど。実は、情熱って自分でマネジメントするもの、自分でつくり出すものなんです。

根っから元気な人ももちろんいます。でも僕もどちらかと言うと、放っとくと、メンテナンスしないと、気持ちが段々下がっていく方で。まさに今朝もそうですけど、いっぱいやんなきゃいけないことが頭に浮かんで。

さっき朝風呂入ってましたけど、どよーんと暗くなっちゃうんです。「あ、いけない、いけない」。「ちょっと待て、ちょっと待て、俺おかしいよな」と。

「確かにやんなきゃいけない課題とか、気の重いことが、これとこれとあるけれども。でも、いいことか、ラッキーなことって、考えてみたらその倍ぐらいあるじゃん。なんで俺、この数少ないアンラッキー、課題、気の重い方にフォーカスしちゃうの?」って、気持ちをセンターに持ってくる。

気持ちをセンターに持ってくる作業をして、情熱が初めて湧き起こるという構造です。あなたもひょっとしてそうかもしれない。

このルーティーン。「気持ちをセンターに持ってくる」という作業が、めちゃめちゃ大事です。あまりこういうことって、心の奥底の作業だから人に言わないけど。多くの人、多くのリーダーはやっています。

例えば僕も。チラ見せするけど、これは自己指示の確認書、別名アファメーションと言ったりします。こういった自分が向かっていく先、自分がワクワクする先を言語化して。自分の体、脳の外に言葉として出して、それを毎日確認する。そういう作業をしてます。

こうすることによって、気持ちをセンターに戻して、また情熱が湧き起こるという構造です。

今回言いたかったのは、「情熱がものすごく大事」ということ、
もう1つは、「情熱は自分でつくり出してメンテナンスできる」ということです。

ぜひあなたも情熱を湧き起こして、あなたの夢や幸福、周りの人を幸福にするような、大きなビジョンをぜひ実現していただきたいと思います。

大坪 勇二

この記事を書いた人

【仕事のプロを育てるプロ】 コンテンツプロデューサー。人脈術と交渉術の専門家。

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