ウイズ・コロナ時代に保険営業パーソンがチャンスをつかむ方法

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書評家・ビジネスプロデューサーの徳本昌大です。今回のコロナ禍で、働き方を見直した方も多いのではないでしょうか?

人生100年時代と言われて久しいですが、このムーブメントを作り出したのがロンドン・ビジネススクール教授で、LIFE SHIFTの著者のリンダ・グラットンです。その彼女が「コロナ後の世界」のなかで、私たちにウイズ・コロナ時代の生き方、働き方アドバイスをしてくれています。

 

今回のコロナ禍は人生100年時代に影響を及ぼすのか?

 

結論からいうと、リンダ・グラットンとLIFE SHIFTの共著者のアンドリュー・スコットは、今回のコロナ禍は長期的には、長寿社会に大きな影響を及ばさないと述べています。ただ、短期的には、高齢者はウイルスに命を奪われる可能性が極めて高いので注意が必要です。さらに先進国では、80代以上の高齢者になると糖尿病や高血圧などの基礎疾患をもつ人が多くなり、病状が悪化する確率がさらに高まります。私たちは、健康を保ちつつ歳を重ねる“healthy aging”を目指すべきです。健康な70歳と、糖尿病や心臓病などを患っている70歳では、同年齢でも新型コロナによる致死率がまったく違います。

1850年以降のデータを見ると、人類の平均寿命は10年ごとに2年ずつ延び続けています。先進国においては、1987年生まれの半数は97歳まで、2007年生まれの半数は103歳まで生きるとの予測もあります。このように「人生100年時代」は、未来のものではなく、もうすでに始まっているのです。高齢化が続くと今までのライフプランが通用しなくなり、何歳まで働くかを考える必要があります。

人生100年時代を迎え、今回のコロナ禍を経験することで、多くの人は老後のお金に不安を抱えています。自宅で悶々としながら、自分の今後の働き方やライフプランを考えています。副業を始めたり、保険を再考したり、子供の教育費を見直す人が増えているのです。過去に体験したことがないコロナ禍で悩んでいるクライアントのために、今こそ保険営業パーソンは、役立つ情報を届けるべきです。

 

コロナ禍をチャンスに変えよう!新しい営業手法を身につけよう! 

 

今回のパンデミックによって、訪問営業をすることが難しくなりました。そんな中、いち早くテレワークという新しい働き方をチャンスに変えている人もいます。時代に敏感な保険営業パーソンは、新しいテクノロジーをいち早く取り入れ、クライアントに有益な情報を届けています。Zoomでセミナーをしたり、勉強会を開催し、新たな人脈を得ている保険営業パーソンが私の周りにもたくさんいます。

Zoomで営業することで、1日に何本もアポを入れられますし、移動の障壁がなくなるので、エリアを気にせず、日本全国での営業が可能になりました。言い換えれば、テレワーク時代は、どこにいても、新規顧客を開拓できるのです。

クライアントもコロナ時代に多くの悩みを抱えています。売り上げや事業承継、お子様の教育などの顧客の悩みを解決することで、信頼関係が構築でき、結果、保険が売れていきます。良い提案ができれば、新たな紹介も生まれます。

ウイズ・コロナ時代の新しい営業手法を確立した人が、今後の勝ち組になります。テクノロジーも含め、自分をアップデートすることが、保険営業でも必要になってきました。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。


コロナ後の世界
著者:リンダ・グラットン他
出版社:文藝春秋

徳本昌大

この記事を書いた人

複数の広告会社でコミュニケーションデザインに従事後、企業支援のコンサルタントとして独立。特にベンチャーのマーケティング戦略に強みがあり、取締役や顧問として活躍中。インバウンド、海外進出のEwilジャパン取締役COO/Iot、システム開発のビズライトテクノロジー 取締役/みらいチャレンジ ファウンダー他ベンチャー・スタートアップの顧問先多数。  サードプレイス・ラボのアドバイザーとして勉強会を実施。ビジネス書籍の書評をブログにて毎日更新。 https://tokumoto.jp/