ナマの情報に当たらなければ社長から信頼されない

なぜナマの情報(=一次情報)に当たる事が大事なのでしょうか?それは、どこかで聞きかじっただけの情報を社長に伝えるだけでは、信用を得ることができないから。自分の足を使い、自分の目で見て、自分の耳で聞き、自分の肌で感じる事。それこそがナマの情報です。今日の記事では、ナマの情報の大切さについて解説します。

 

バックバッカーをして得た教訓

 

私は23歳の時に、バックパッカーとして世界一周をしようと計画した事があります。
アジアからヨーロッパ、アメリカへ行き、メキシコでスペイン語の勉強するために暫く滞在していました。
それから中南米へも行こうと思いましたが、ここで悩みました。

日本のマスコミの情報は、とても行くのを躊躇するような凄い内容ばかり。
内戦のニカラグアやハイパーインフレのブラジルなど、当時平和なメキシコから離れて大丈夫なのだろうか?と躊躇しましたが、今更戻るのも勿体ないと思い、勇気を出して訪れてみました。

ところが実際に現地を訪れると、多少不愉快な体験もしましたが、子どもは遊んでいるし、繁華街は人で溢れている。日本よりよほど裕福に生活していました。
日本のマスコミはいい加減だなあと感じたものです。

 

ナマの情報に当たる事が大事

 

人は自分の都合で情報を改変する生き物です。
特に株式投資などの投資の世界では、ポジショントーク、つまり営業サイドが物事を有利に運べるように、敢えて意図的に物事を操作したりします。
人は必ず主観があるので、無意識に自分の関心のある事を強調して発信し、そうでない事を切り捨ててしまいます。
つまり情報は、発信する人のフィルターを通して加工されている訳です。

ですから、できるだけナマの情報に当たる事が非常に重要になります。人の言っていることをそのまま信用してはいけません。
ビジネスの分野では、自分では動かず聞きかじった情報を話す人が見られます。チャレンジしない人ほど悲観的情報を流す傾向があります。こういう人たちは、周りの人たちに行動して欲しくないのです。こういう情報に乗せられないでください。

特に新しいマーケットに挑戦するとき、その情報が実際の行動から得たものなのか、体験したものなのかを判断する必要があります。
経験豊富な経営者ほどその点についてはよく心得ていて、二次的情報しか流さない人は評価が下がります。

 

積極的に外へ出よう

       

保険営業は色々なネットワークを持って、色々な人に話を聞きましょう。
色々なところで話を聞いて、情報をいっぱい持つことが大切です。
商談でなくても人に会うようにして、なるべくオフィスにいるのではなく積極的に外へ出ましょう
そうすると、ビジネスの能力が高まりますし、マーケットのナマ情報を得て精度が高まれば高まるほど、話が魅力的になり、迫力を持つようになります。そうすると自ずと社長からの評価が高まります。
社長にとって「付き合うならこの人」という人物になれるのです。

教訓 プロならナマの情報(一次情報)に当たる。
   現場に出て色々な人に話を聞く、会う。
   行動したもの勝ち

【編集部】

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