私・大坪勇二は、これまでに様々なビジネス系セミナーに参加してきましたが、参加者の中で圧倒的に多いと感じた職種が保険営業です。同じ金融業界で働く銀行・証券会社の方にはほとんど出会ったことがありません。
経営者向けセミナーであっても、保険営業は必ず参加しています。
「経営者のお客様を捕まえたいから」と言えばそれまでですが、銀行・証券会社の方であっても経営者の方は上客のはずです。にも係わらず、職業別に参加者を見ると、圧倒的に保険営業の方が多いのです。自己研鑽に非常に熱心な方が多く、結果として成長スピードが速いのです。
今回は視点を変えて、「なぜ保険営業は成長スピードが速いのか!?」を分析していきます。
目次
保険営業の成長スピードが速い理由①
報酬がフルコミッション制だから
保険営業は、上げた成果が収入に直結する=フルコミッション制(完全歩合制)だから、という部分が非常に大きいです。
20数年前に保険営業マンをしていた当時、私は10人前後の営業が在籍する営業所にいました。 私は営業所内で最も年収が高く、当時の金額で年収約6000万円でした。1番少ない方で年収約200~300万円です。その差はなんと20~30倍になります。それくらい差が出てしまうのが当たり前の世界です。
収入に大きく影響するなら、真剣に勉強しようと思うのは当然です。真剣に勉強すればするほど成長し、成果が上がる可能性は高くなります。
保険営業の成長スピードが速い理由②
努力が翌月の報酬にすぐ反映されるから
保険営業の仕事は、その月の頑張りが翌月の収入にすぐに影響します。
「失敗したなぁ・・・」と思ったら、翌月に向けてすぐに訂正・修正します。
つまり、早いサイクルでフィードバックが反映されるということになります。
会社員の場合、成果給は賞与に反映されることが多いです。賞与が年2回のため、フィードバックの反映は半年に1度という頻度になります。
半年に1度だけフィードバックがあるのと、毎月フィードバックがあるのとでは、どちらが成長スピードが速いでしょうか? やはり、毎月フィードバックが反映される保険営業の方が、会社員と比較して成長スピードは速く、短期間で大きな変化があります。
保険営業の成長スピードが速い理由③
自己投資のコスパが高いから
保険営業は、定価のものを販売する・在庫を抱えない・デリバリーの必要が無い・工場などの生産ラインの必要が無い、という仕事です。
契約金額を増やせば、収入は比例して上がります。
契約金額を増やすためには、収入が多い方々と意識的に付き合うようにします。
といったように、より収入の高い方と出会う機会を増やしていき、新規顧客になっていただくことで、保険営業で扱う金額の桁数が増え、比例して自分の収入も上がっていきます。
自己投資をすればするほど、収入の高い職業の方と付き合えるようになります。例えば、会計・マーケティング・ 趣味(ワインなど)のセミナーを学べば学ぶほど出会いの機会が増え、さらにはオーナー経営者と出会う機会も増えることとなり、収入に直結するのです。
総じて、自己投資のコスパが高いので自己投資の機会が増える→成長スピードが速くなる、と言えます。
まとめ
今回は、保険営業が他の職種に比べて成長スピードが速い理由を説明しました。
①報酬がフルコミッション制だから
②努力が翌月の報酬にすぐ反映されるから
③自己投資のコスパが高いから
以上のような理由になりますが、自分と照らし合わせていかがでしたでしょうか。
成長スピードや収入が伸び悩んでいる方は、これらの要素を仕事に充分に取り入れられているか?ということを、今一度振り返ってみましょう。
現状を打開できるヒントが潜んでいるかもしれません。