釣った魚には餌をやらない営業…保険内容の連絡すら来なかった主婦の体験談。

営業マンの体験談

釣った魚には餌をやらない営業…保険内容の連絡すら来なかった主婦の体験談。

当時29才 アパレル業 旦那と2人でアパート暮らしでした。保険会社は、国内の生命保険でした。その営業マンは、男の方ではなく女性二人組です。家に来るときは必ずいつも2人で来ます。どちらも4〜50代の子供がいる主婦で、身なりはきちんとしていましたが、あまり保険の内容には詳しくないところもありました。雰囲気は、おしゃべり好きなおばちゃんといった感じで、けっこう初めからグイグイ来る感じでした。

保険の営業で嫌だったことは、私の職場にまで来たことです。元々結婚前に旦那がその保険に入っていました。結婚して何も保険に入っていなかった私は一番のターゲットにされ、奥さんもいかがですか?と何度もうちに来ては勧誘していました。初めは私はけっこうですー、とゆるりと断っていましが、2、3ヶ月に一度のペースで来るようになり、仕事中に電話がかかって来るようになり、ついには、近くまで来たから〜、と言って私の職場にまで来るようになった事がイラつきました。そしてガッツリ営業してゆき、私の貴重な休憩時間も少なくなったところで、帰っていきました。それからも、バレンタインが近くなるとチョコを私に旦那に会いに来て、そのついでに必ず私に営業していきました。まあ、保険会社の人も、それが仕事で顧客を取るためにきっと自腹でチョコを買ったりしながら努力しているんだろうな、と思うと、大変ですね、という気持ちにもなりましたが、とても腹が立ったのはここからです。

私はついに保険に加入することになり、(妊娠する前に保険に入っておくと、妊娠中毒症になったり、早産などの理由で入院することになった時にお金が降りる、ときいたことがきっかけとなり)その手続きを始めました。そして、私はその後妊娠することになり、日々安静にすごしていたのですが、私が保険に加入してからパッタリと彼女たちが来なくなったのです。保険に入る前は、近くに用事があったから寄った、などの理由で頻繁にウチに来ていたのに、妊娠が分かり、なにかおめでとうの一言でも言うのかなと思っていたら、全く音沙汰なくなってしまいました。別に彼女たちからしたらそうする義務はないのですが、私からするとあれだけ保険にはいってくれるようにあの手この手で来ていた人たちがまるで、釣った魚に餌をやらないかのような扱いを受けたのでとても腹が立ちました。妊娠中に、いくつかトラブルがあり、その事についても保険がおりるのかどうか、色々聞きたい事などあったのに、それも聞くことができませんでした。

そして、私が出産し、数ヶ月経った頃に彼女たちはやってきました。私が出産の時に会陰切開をした事をはなすと、その人は、あれ、そういえば会陰切開って保険下りるんじゃなかったかなー、と言ったので、本当ですか?と聞くと、会社に帰って調べてみるね、と言いました。そしてそのことをまた連絡するとまで言いました。それなのに、またです。彼女は、連絡するのを忘れたのかその後子供が2才近くになるまで連絡もしませんでした。2才近くになったある日、突然ピンポーンと、二人組がやってきました。久しぶり、元気にしてましたか?と相変わらずの明るさに少し腹が立ちました。その時、会陰切開の件どうなりましたか〜?とやんわりと聞くと、あれー?私言ってなかったっけ?とすっとぼけた答えが返ってきたのでますますイライラしました。もう産後2年が経とうとしているのに、こんな事ってある?と思い、その生命保険をやめたくなりました。

別に彼女たちにお金を毎月払っているわけではないですが、なんとなくムカムカするのでやめたいと思います。保険の営業マンはとても大変で顧客を得るのに必死みたいですが、やはりしつこく営業するのはダメですし、加入してからは、もう少しお客さんを大事にしたほうがいいと思います。