居酒屋で意気投合した女性が保険の営業担当だったが…旅行会社勤務男性の体験談。

営業マンの体験談

居酒屋で意気投合した女性が保険の営業担当だったが…旅行会社勤務男性の体験談。

30歳手前の年齢で、九州の旅行会社に勤務していた時の話です。保険の勧誘相手は老舗のおそらく日本人の大人であればたいていの人が知っている会社、国内生命保険の保険レディでした。勧誘されたのは一般的に最も需要が多い国内生命保険で、きつめのよく言えば美人系の女性でした。

きっかけは九州屈指の歓楽街の中州の居酒屋で友人とお酒を飲んでいた時のことで、結構二人とも酔っ払ってしまいました。隣に座っていたのが一人で飲んでいたその保険レディで、話がうまくお洒落な感じで一緒にカラオケに行ったのは良かったのですが、電話番号を教えてしまったそもそも私にも原因があります。お酒を飲みながらの会話で仕事の話題が出てきて、その当時空港にて国内外のパッケージ-ツアーの商品と現地の説明を行なっていることなどを話したのも相手に隙を与えてしまったことになります。

旅行業界も中々休みが取れない事を知ってか、直接空港に来るようになりました。驚いたのは年齢を5歳ほどさば読んでいるだけでなく、アパレル関連の仕事というのも嘘で、それからというものの保険の勧誘がはじまりました。直接口頭でのしつこい勧誘は電話のみで、空港の受付カウンターにいる私の前を何度も通ってあたかも何か私たちが関係があるかと周りに思わせる態度でした。同じ旅行会社だけならまだしも他社や航空会社のスタッフの人たちからも白い目で見られる羽目になりました。

電話で注意をすると反論するどころか空港に来る機会も増えたどころか、私が席を外している時に他社のバツ2の以前は同僚だった先輩に声を掛けて何と保険の契約を成立させてしまったのです。その保険レディはバツイチで先輩からすると結婚相手の対象と考えていたのか定かではありませんが、お互いの出身地が同じだったことで気が合ったそうです。先輩は保険に勧誘されたことと引き替えに、保険レディが所属する会社の支社の慰安旅行の契約をゲット、ウインウインの関係で良かったのかもしれません。先輩からの話ではかなり高額な保険に入ったようですが、2年目以降旅行の話は全くなかったそうです。

さて私の方ですがその先輩は人間くさい部分かありましたので尊敬していましたし、無言で空港カウンターの前を通り過ぎる間接的な勧誘に根負けをして結局生命保険に加入しました。契約時の様子ですがペンと印鑑を持ってくるように言われ、用事が終わるとそのあとは電話が掛かってくることはなかったです。契約後のフォローと言うのがどこまで生命保険会社があるのか解りませんが、何もそれからは連絡はなかったです。

数年後、故郷の友人が勤めていた生命保険会社の商品に切り替える前に、国内生命保険へ解約に行きました。解約理由を支社の本社からお見えになったと思われる管理職の方から聞かれましたが、私の意志の弱さから来た原因でもあるので、クレームとしては挙げませんでした。合点がいかなかったのか、その担当者は「旅行会社へお勤めであれば保険解約は望ましくない。」と、びっくりしたような演技で踏みと留まらせようとされました。「友人の勧めで切り替えたい」と言おうと思いましたが、他社との比較を持ち出されると簡単に言い負かされそうだったので、反論をせずに何とか解約だけはできました。保険の商品が還付金がほとんどないものだったので、毎月1万数千円を掛け捨てしていたことに結果的にはなります。ただ、海外で何かあったことを考えると高くはないと同僚も行っていましたが、もう少し誠意のある会社の担当者を選ぶべきだったと思います。

同様にこちらも何も悪いことをしていないのだから、相手の執拗な無言の勧誘においては、下手な正義感など持たずに生命保険の会社に相談すれば良かったと反省しています。今後、保険営業マンに望むことですが、直接も間接も含めて断り切れない人に対してしつこく勧誘するのはやめていただきたいと思います。同様に選ぶ側からしても現在は比較サイトもあるので、自身に合ったプランを選んで誠実な担当者がいる会社との生命保険の契約をおすすめします。