しつこくて失礼なことを言い放った保険営業マン…20代女性の体験談。

営業マンの体験談

しつこくて失礼なことを言い放った保険営業マン…20代女性の体験談。

20代半ばの女性です。勤めていた会社は電気設計を主に行う会社で事務員として働いていました。住まいは親元を離れ地方都市で一人暮らしをしていました。その時、私は親が就職するときに私のことを考えて加入してくれていた生命保険に入っていました。親の知り合いから入った保険なのでなるべく解約などせずにずっと掛けていこうと思っていた保険です。そのころ、会社には数社の保険会社の営業マンたちが出入りしていました。私も声をかけられたことがありますが、しっかりとした保険に加入していること、今は新しい保険に加入するつもりはないということをはっきり伝えるとそれ以上しつこく勧誘してくることはありませんでした。

ところが、とある日今までとは違う新しい国内生命保険の営業マンが出入りするようになりました。まだ20代くらいの男性で中肉中背といった容姿だったと記憶しています。本当にこの営業マンは最悪でした。最初はやんわり断っていたのですが、本当にしつこくて今までのように断っても毎日のように私に新しい保険を勧めてくるのです。せっかくゆっくり過ごしたいお昼休みに来るので、正直迷惑だし静かに過ごしたい同僚たちにも気を使い早く話を終わらせてなんとか引き下がってもらおうと思っていました。それでも営業マンは諦めません。5、6回断ったのですが、また勧誘に来た時にとうとう私の堪忍袋の緒が切れてしまいました。「入らないって言ってるじゃありませんか」「私は親が加入してくれた保険があるし、まだ若いのでこれ以上保険をかけるお金はありません!」とかなり強めに営業マンに言いました。これにはさすがに引き下がるだろうと思いましたが向こうも負けていません。「若くて健康なうちに入らないと後で困りますよ!」と、なぜかこちらが怒られるような形で言われました。もう何を言っても無駄だと思い、一生懸命保険の説明をしている営業マンに対してうわの空で返事をしていました。

すると今考えても腹がたつのですが「もしかして○○さん、膠原病か何かじゃないですよね?」と言い放ったのです。失礼にもほどがあります。「なぜあなたにそんなこと言わなくちゃならないんですか!!もういい加減にしてくだい!!」と声を荒げて追い返しました。まだ何か言いたそうにしていましたが、さすがにこれには向こうも引き下がりもう勧誘にくることはなくなりました。

私はその後、他の保険にも入りましたが全て自分から言い出して入ったものばかりです。普通、人は、保険に入る必要性を感じたら自分でアクションを起こすものです。また、結婚した子供が産まれたといったタイミングであればちょっと強引な勧誘も効果的だと思います。ですが、入らないと5回以上も断ったら絶対に入ることはありません。もし、加入しようと思ってもその人からは絶対に入りたくないと心が頑なに拒否します。北風と太陽というお話がありますが、あのしつこかった男性営業マンは北風のような形で私を説得しようとしましたが、私の心を開かせることはできませんでした。

その後、結婚し子供が産まれたタイミングでさりげなく保険の見積もりを作り、もし良かったら考えてみてくださいと押しつけがましくなく勧めてくれた女性の営業マンからはすんなりと保険に加入させてもらいました。嫌悪感を抱かせるような保険の勧誘は暴力的行為です。さらにこちらから相談もしていないのに人の病気の有無を聞いてくるような営業マンは論外です。保険に入る入らないも営業マンの人柄ひとつで変わってしまうので、その辺の空気を読めない営業マンは信頼してもらうことができないし、保険にはいってもらうことはできないと思います。