こちらの話を全く聞かない保険営業マンにイライラ…30代女性の体験談。

営業マンの体験談

こちらの話を全く聞かない保険営業マンにイライラ…30代女性の体験談。

私が34歳で専門職のフリーランスとして4年目だった時のことだったと思います。ちょうど東京住まいから実家のある愛知県に戻ってきたときでした。家への訪問ではなく、国内の生命保険会社から「がん保険の件でお電話しました」といきなり実家の固定電話に連絡がありました。電話口の印象しかないですが、30代ぐらいの男性からの電話で恫喝や威圧感は全く感じませんでしたが、こちらの話をあまり聞いていなく、間の取り方や説明が上手ではない印象を受けました。

地元へのUターンは、父がガンで余命が長くないということが判明したことで、実際には病気の進行が予想以上に早く私の帰省は間に合いませんでした。その電話は、父の初七日が済む前にその生命保険の会社から受けました。私は父がどのような生命保険に加入していたか知らずにいたので、「がん保険の件で電話をした」と言うことを矢継ぎ早に言われたので、頭に浮かんだのは「もう父の保険の話をするのか?」と思いましたが、よくよく話を聞いているとがん保険に加入しませんか?と言う勧誘の話でした。その話に至るまで数分。真剣に聞いていただけに、勧誘の話と分かった時は脱力しました。タイミングが悪すぎるというか、勧誘なら勧誘と初めに言ってほしいと。どちらにせよ、自分自身の保険の見直しについて考えてはいたので資料を送るように頼んでその電話は切りました。

すると、即書類が送られてきたのですが、私は初七日が終わったと同時にまだ済んでいなかった東京から愛知への引っ越しの準備ですぐに東京に戻り、その後すぐに荷物の整理や父の遺品や書類等の整理、自身の仕事に追われる日々を送ることになり、送られてきた書類に目を通す時間などは一切ありませんでした。書類が送られて1週間もしないうちに、「書類に目を通していただけましか?」の電話が2日おきぐらいにかかってくるようになりました。ウソではなかったので、「家のことで忙しくしばらく時間が欲しい」と伝えたのですが、聞いていなかったのか、メモをしていなかったのかその後もずっと勧誘の電話が夜に鳴り続けました。その際に相手からカチンと来る一言が。私は以前に婚約をしていた際に、相手よりモラルハラスメントを受け、その後の後遺症的なものでプライベートでは男性不信が完全に払しょくできず、結婚していませんでした。加えて、元々それほど声が高いわけでもないので、電話口の声は随分と落ち着いて聞こえるとよく言われていました。電話口のトーン+固定電話だったからかは分かりませんが、40代以上の主婦と完全に勘ちがいされ、「奥さん、奥さん」といつも呼びかけられました。結婚もしておりませんし、本来、相手に性格的に問題がなければ結婚していたはずだったので、結構カチンときました。初めのうちは「私は未婚なので、奥さんではない。そういった呼び方は止めてください」と言っていましたが、一度も直ったことはありませんでした。毎回電話がかかってくるたびに「同じことを言いますが、奥さんと呼ぶのは止めてください」と言い続けましたが直ることはありませんでした。酷いときには、そういった直後に「奥さん」とまるで学習能力がない時もあったぐらいです。

しつこい勧誘と「時間が欲しい」と伝えたにもかかわらず尊重してくれないめんどくささ、2日置きになる電話と電話口の対応で相疲れ切っていた心身に追い打ちをかけられた感じでした。最終的に保険を見直す気はあったのですが、父が亡くなった直後でタイミングが非常に悪かったこと、父の保険と勘ちがいをしていたこと、ある程度の年齢の女性=主婦という短絡的な考えに嫌気がさし、その会社の保険会社とは一切契約を結ばない。と伝えました。全てを伝えましたが、全く何が悪かったのか本人には伝わっていなかったようです。加入をする気がなく、訪問の営業の場合は非常に断りやすいです。自分が加入していない場合等、家族が加入していない+聞き覚えのない保険会社の場合は断ればいいだけです。それが電話になり、電話の趣旨を最後に伝えられると本当に迷惑です。私のような状況で電話がかかってくることもあるわけなので。勧誘や営業であれば断られても仕方がないと念頭に置いて、その旨をしっかりと「最初」に伝えてほしいです。話を聞いてほしいからと話を続け、最後に勧誘でした。と電話の趣旨を後出しされるのは本当に迷惑です。見えない相手に電話の営業をかける時は、訪問をするとき以上に相手の置かれている状況を想像して電話をしてほしいものです。ちなみに、私はその1か月後に銀行へ住所変更に行った際に、銀行経由の営業を受け、そのままその保険会社のがん保険に加入しました。