想定外の仕事で予定がおして…。生命保険の法人営業の失敗談。 | 営業マンの体験談

想定外の仕事で予定がおして…。生命保険の法人営業の失敗談。

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想定外の仕事で予定がおして…。生命保険の法人営業の失敗談。

私は生命保険の法人営業を約2年間していました。
役職はまだまだヒラ社員でした。1日の流れとしては、朝会社に出社して昼頃担当先の法人に出向きアポイントのある方とお会いしそれが終わると一度会社に戻り、夜と翌日以降の分の資料を準備し夕方に再び担当先に行き、だいたい19時頃には仕事は終わらせていました。週休二日で、給料も他社に比べると良い方で年収も年々上がっていくようなシステムでした。完全な歩合ではなく、一定の基本給があり、そこに歩合分がボーナスとして上乗せされていくような給与形態でした。

この会社、職業を選んだきっかけは、一番大変そうな営業を経験しておきたいという思いからでした。私は昔から人に説明したり説得したりする事がとても苦手でした。就職を考えた時に自分の大きな夢はあったもののこのままのコミニュケーションスキルでは何も始まらないと思いました。そこで、自分が最も苦手な事から克服していこうという思いで営業実績としてもトップの会社を選び就職しました。ですので、私の場合 就職当時の意気込みはかなりしっかりとしたものだったと思います。2年間ですべてを吸収するという思いで普通の倍速で全てを身につけようと言う目標を掲げていました。実際には上司がつきっきりでみてくれるので、わからないことを一つ一つ聞いて教わってそこから実践して身に付けていくという地道な作業でした。

仕事のスタイルとしては、担当の法人先で顧客の対応と新規開拓を、テレアポや声がけなどからし、保険の提案、クロージングをしていくという流れです。なかでもやはり新規開拓は精神的にもきつい作業です。私の業種の場合、仕事の休憩中の方にいきなり声がけをしてそこから名前や生命保険の加入状況を聞き、いけそうだと思えば次回のアポイントをその場でとらなければなりません。赤の他人にいきなりそんなことをするのはとても勇気の要ることでした。何が辛いかと言うと当たり前のように無視されたり、けむたがられることに耐えなければならないという事です。一回一回無視された、注意されたからと言って落ち込んでたら仕事になりません。最初はテッシュを配りながらこのような事をする最初の段階の作業でさえ精神的にこたえるものがありました。あれだけ意気込んでいた私でさえ毎日の事となると、今日は行きたくないな、と思う事も多々ありました。そんなときはいつも上司が、向こうも本当に心の底から拒否してる訳じゃないし、あなたが悪い訳じゃない、こっちも声がけする機械になったつもりで作業していけば慣れてくる、と言って、落ち込むループ陥りそうな私を救ってくれました。そうして修行を重ね、だんだんと一人で、声がけから提案、クロージングをするようになっていきました。

しかし、一度大きな失敗を経験しました。
私は、お客様の優先順位をつけ、その順番通りに、かつどなたにも遅れていることを感じさせないように対応していくようにしていました。ある日、お客様に重要な郵便物を郵送しなくてはならずそのときは連日夜が遅くて郵便局になかなか行けずにいました。そろそろ送らないと、と思い、ある日の夜、翌日に出せると思って、そのお客様に郵送したことを伝えるメールを送りました。しかし、翌日私は想定外の仕事に見舞われなんと郵送が出来ませんでした。

するとその翌日一通の電話がかかってきました。そのお客様からでした。

君が郵送をしたから来ると思っていたのに来ないじゃないか、どこにあるんだ。お怒りのお電話でした。とにかく謝り続けすぐにお持ちしますといって自分の脚でそのまま持っていく事にしました。それをみていた上司が、私も行く、と言って同行に来ました。恐らく私の初めての大きなミスの対応でいざという時のために来てくれるのだろう申し訳ないなと思っていました。

そうしてお客様に直接お会いし、まず私はこの件について謝罪しました。するとお客様は私に一喝してすぐ、上司をみて、君の教育がなってないんじゃないかと言って上司にむかって延々と起こり続けました。上司は延々と申し訳ありませんでした。と謝っていました。

ようやく解放され、2人だけになった時、どれだけ怒られるだろうと思っていたら、上司は、疲れたねー帰ろうか、と言いました。

その時私はなんて情けなく力の無い人間なんだろうと思いました。営業は根性論や精神論だと良く聞く事があります。確かにその通りです、根性があって精神も強くなければできないと思います。しかしその中でも、人間としての強さを学ぶ事ができます。私は自分の失敗によって会社にも迷惑をかけましたし、もちろん上司にも迷惑をかけました。しかし、この経験が無駄ではなかったと思います。

いま、営業が辛くてもうやりたくないと思っている方は、まず仕事から目を離して広い視野で物事や自分の人生を見てみて下さい。自分の仕事は、成功しても失敗しても決して死ぬ必要にある規模ではありません。気楽に考えましょう。そして、人生を見た時今乗り越えようとしている事が確実に役に立っていきます。学生時代とは大きく変わった自分に出会えると思います。